姉が連休に上京するかもしれないという
もともと夏の予定が延びたのだが あちらは受験生の親であり 喘息の持病もあり 年老いた義父母と同居の身
一人身の私のように身軽ではない(体重も私の倍近くあったことも^^)
どちらかはっきりして欲しいのだが返事の催促も出来ないし 第一姉は我が家の鍵を持っている
故に…家を綺麗にしておく必要に迫られた
二日あればと高をくくってたら 昨日寝てしまった
今日は早起きしたしと 昼までは恙無く過ぎた
私の部屋は洋室と和室の二間なのだが 二枚ある和室の障子の一枚がパラリと半分程剥がれている
随分前に窓を開けたまま外出したら 突然の雨にやられた
最近の障子ノリは剥がし易くできている
ということは 濡れれば剥がれ易い
だから…パラリとなったのだ
窓を開けるたびにそれが風に靡く
気にしつつ 今まで耐えてきた(耐えるな!)
冬迄にはしないとと思っていたから これはひとつ 今日が絶好のチャンスとばかり始めることにした
確か障子紙があったはず ノリもあるある
雑巾を濡らして紙を剥がし よくノリを落とした
で いざ張ろうとしたら 紙が無い~
正確にはあったことはあった
だが それは残りの紙で一枚分にさえ5センチほど足らない長さだったのだ
こんな物残しておくな~と自分に文句を言いつつ 思い出した
―親の意見と茄子の花は千に一つの無駄も無い―
何か始める時は必ず必要なものを確かめてから始めなさい
食事の買い物に行く時は 材料で足らないものは何か 何を買えば良いか よく調べてから行きなさい
始めてからあれが無い これが足らないというのはバカのすることだ と こんな事を母によく言われた
私だって普段はそうしてるけど でも今日はノリノリだったの
勢いや弾みが無かったら また出来なくなっちゃうし~
でも ホントその通り
障子はやる気満々だった時より更に悲しげなものに変わっている
丸裸にされてスケルトン状態になった障子を姉に見せるわけにはいかない
自分のバカさ加減にうんざりしながら買いに走った
帰りは雨に降られた
踏んだり蹴ったり 泣きっ面に蜂
でも 綺麗に張り替えられた真っ白な障子は気分が良い
自分の愚行も忘れて オバカは一人悦に入ってる
これで 姉でも正月でもドンと来いだ!