今冬初の厳しい寒波が日本列島を襲っている
雪国でまったく雪が降らないというのは困るが 被害がでるほどの豪雪は自然相手とはいえねえ
ラジオ番組で戦場カメラマンの渡部陽一さんが 悲惨な戦場にあってメンタルが弱くなった時どうするのかとの質問に いつもやっていることがあると答えていた
それは 自分の書いている日記を読み返すこと
書き留めた言葉 文字の力によって 初心にかえったり どうやって自分が乗り越えてきたかを思い出したり 昔の自分が今の自分を支えてくれるのだと語っていた
ひとの書いたもので勇気をもらうこともあるが 過去の我から今の我を見直すことも大事なのかもしれない
今日 北森鴻の『メイン・ディッシュ』を読み終えた
始まりは少しだるい感じだが 話が進むうちに次第に無関係と思えたひとたちが絡み合い 謎が深まり・・・となると もう止まらなくなる
料理の話も沢山出てくるので 寝る前に読んでいると夜食とビールが欲しくなるのが少し辛いところ
ミステリとしては驚くべきことも無いが あちこちにちりばめられた仕掛けが楽しい
そして文庫本にだけのボーナストラックならぬ 最終章の「特別料理」のアナグラムが なんとも憎い!
美味しいフルコースでした