日本で言うところの団塊世代は 主に戦後に出生率が上昇した数年間を意味する
海外ではベビーブーマーと呼ばれるが アメリカでは戦後からケネディ大統領の頃までの 少し長い期間に生まれた人を言うらしい
最近は あらゆる場面で対立構造が生まれやすいけれど アメリカではこのコロナ感染によって「ブーマーリムーバー」という発想が生まれ始めているという
団塊世代除去(もっときつい言い方をすれば 高齢者殺し)ということか
若者とブーマーとの間の確執がこの言葉に集約されている
勿論 すべての若者がそう考えているわけでもなく また高齢者の中には行動が安易な人も目立つという事実もあるようだ
あるタレントが 災害などであれば人が集まって励ましあったり 色々な支援活動もできるのに ウイルスに関してはそれが一切できないところが辛いと語っていた
ある高校生は 仲の良かった友達が今も集まって遊んでいるのを見て 友人関係に疑問を抱いているとラジオに投稿してきた
クラスターを生み出した若者が在学する大学には 批難の声の嵐が吹きまくっているという
ソーシャルディスタンスは物理的なことであり それが守れないようであれば 精神的なディスタンスは加速する
問題が大きくなるにつれて それぞれの立場や境遇の違いによる不平不満が吐き出され 亀裂や中傷が生まれ 中には攻撃性を増大させる人がいるのは「人間だもの」とはいえ 不毛なことでしかない
闘う相手はウイルスだけで十分