少し期待しながら 外を覗く朝
真っ白な世界ではなく 雨の闇夜が広がっている
雪にならなかったことに安堵するとともに 少しがっかりな気持ちも
暖かい朝に これでは雪になるはずもないとわかる
それでも午前中は雨というので 今日は暖房を入れることにした
明日は歯のクリーニングと検診の日
格別異常は感じてないけれど 隠し事を親に見つかって叱られるのではないかとびくびくする子供のような心情になる
歯医者へ行くの嫌い・・・
憂鬱な心に憂鬱な天気
早く明日が終わりますように
大寒の今日は天気悪し
日照時間ゼロの冬の日は嫌いだ
家事を済ませてから ふとした加減でYouTubeにある80年代の洋楽の動画を見始めてしまった
40年という年月を 子供の時なら想像もつかないものだったのに 過去の時間として獲得してしまったあとではずっと短く すぐ近くに感じることがなんとも不思議に思える
昼食後 布団に潜り込んで 澤田瞳子の『駆け入りの寺』を読み始める
舞台は林丘寺
修学院の隣地に建てられたもので 現在は非公開
修学院離宮の観覧の時には境内を見られるとのことなので 私は見たはずなのだが
何しろ解説してくださる方の後ろをついて広い敷地内を１時間ほどで回るので ひとつところを心行くまでじっくり見るわけにはいかない
庭や建物の雰囲気が心に残っているだけで たった一度では満足に見たとはいえない
それでも行ったことのある場所が舞台というのは 何も知らないよりは楽しい
読んでいるうちに転寝
目が覚めてから外を見たら 濡れてはいたが白い世界にはなっていなかった
今夜 雪になるのだろうか
週末は天気が悪くなるらしい
雪も降るかもしれないというので 今日のうちに買い物をしておくことにした
ついでに在庫の減ってきたお風呂本も探しに行く
バスタブに浸かりながら読む本なので特にこだわりは無いのだが あまり重くない（内容も現物としても）本が良い
そしてできればぶつ切りで読める本が嬉しい
さらに古本ながら比較的綺麗であることが望ましい
当然面白そうだと思えないと話にならない
最後に安価でなければ意味が無い
と これだけ条件をあげつらうと（どこがこだわりが無いんだっての！） マッチングは難しくなる
暇に任せてじっくり眺め 幸田文の『台所のおと 新装版』を購入（税込み110円）
エッセイかと思っていたが 家に帰ってぱらぱらと見たらどうやら短編小説らしい
阿川佐和子の『老人初心者の覚悟』も購入
彼女の本を読むのは初めてになる
数年前の作品だが 朝風呂で読むのにはちょうど良いかと
そういえば先日「貫一曇り」という言葉を初めて目にした
「来年の今月今夜・・・」というあの有名な台詞を縮めたものらしく 小説の舞台になった日が1月17日だったことからこの日に曇ることをそう言うらしい
この日に限ってしか使えないのでは 人生で何度お目にかかれることかしら
起床は5時過ぎ
朝は寒いと思ったが 次第に暖かくなり 昼前に買い物に出たらぽかぽか
こんな日は やっぱり今年は暖冬かと思ったりもする
最近 小説を読んでいると 人との出会いや出来事が都合良く出来ているなあと思うことがある
出来ているというよりそう作られているのであって だから小説なのであり 面白いのであって 私の日常のように滅多に驚くべき事の起こらない日々を書いたところで 面白くもなんともない
現実はそんなものであり 一方 事実は小説よりなんちゃらということもあって・・・
伏線などというものとはほぼ無縁な毎日を送っていると 読書の最中にふと我に返って お話お話 と少し冷めてしまう時もある
一人のせいか 家族が多くてもそうなのかはわからないが 今日買うのはまだ早いけれど二日後には買わなくては と思う食材が多い
賞味（消費）期限にそう神経質なほうではないが それでも 買いだめをして新鮮さを気にするのも嫌なので それを考えると たった一つのために買い物に行くこともある
もっとも 徒歩5分圏内で用は足りる環境なので そうでもないと歩かなくなってしまいそう
今日は銀行に寄ってから 少し遠い地元の大型スーパーへ
ここには一ヶ月に一回か 多くても二回程度しか行かないが この途中にドラッグストアが数軒あるので あちらにふらり こちらにふらり
スーパーの中もあれこれ見て回ったが 特に欲しいものもなく・・・
それでも なんだかんだで3時間近くの外出になった
朝は寒かったが昼間は風も無くて暖かく こんな日の光は春も近いと感じたりするけれど これから大寒なんだよね
お墓のことが済んだら どこかに行きたいなあと思う日々
