みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

初めての意見陳述~福井「情報非公開取消訴訟」/『む・しの音通信』60号

2007-05-14 08:31:54 | 「ジェンダー図書排除」事件

2004年に初めてホームページを作ってweb初体験、
一昨年1月にはブログを開設して、毎日更新してきました。
はじめのうちはブログって何?って聞かれたものですが、
いまでは全国で800万人もの人がブログをやっているとか。
gooも一昨年は12万人だったのが、この2年で77万人に増えました。

で、ブログのほうはアクセスが多いのですが、
ホームページは更新もめんどう、アクセスも少ないということで、
通信を発行するときに更新するだけの存在になっていました。

とはいえ、
HP「みどりのwebページ」は、昨日1万アクセスを超えました。
「む・しの音通信」のバックナンバーなど、
情報量は多いので、おヒマなときに是非ごらんなってください。

福井「情報非公開取消訴訟」第一弁論の報告に、
次回の二回弁論期日は、6月27日(水) 午後4時半から と
決まりました」とお知らせしましたが、次回期日は、

●7月25日(水)午後1時半、福井地方裁判所 に変更になりました。 

夏休みに入っていますが、お近くの方はぜひ傍聴にお越しください。

以下は、『む・しの音通信』60号の福井関連の記事です。。
次号は、選定当事者のともまささんの解説付きで
「福井事件特集」にする予定です。

「福井県庁の常識は全国の非常識」原告の意見陳述(2007.4.28)

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「福井県男女共同参画審議会」音声記録非公開処分の取消を求めて提訴
            事務局・寺町みどり
 

 昨年11月2日に開催された「福井県男女共同参画審議会」の音声記録について、職員が録音しているのに、「情報公開条例の対象ではない」という理由で非公開(不存在)処分を受けた。とうてい容認できないので、上野さんと請求者で相談して原告13人で行政訴訟を起こすことにした。原告には「む・しネット」のメンバー8人も入っている。
 2月17日、福井地裁に訴状を提出。事件名は、「福井県男女共同参画審議会音声記録非公開処分取消請求事件」と長い。午後2時からは福井県民会館で、代表の上野千鶴子さん、選定当事者の知正さん、敦賀市議の今大地はるみさんと菅井純子さんと事務局のわたしの6人で記者会見をした。
 記者会見は、最初に事務局のわたしから、訴訟にいたる経過を説明。つぎに、意見書を提出した代表の上野さんが「本件訴訟の意義」を話した。
上野さんが話し始めたら、いっせいに記者が立ち上がりTVカメラが回る。今大地さんと菅井さんが、福井県に住む原告としての思いを語り、今回の訴訟の内容を、情報公開訴訟では最高裁で何度も勝訴している選定当事者の知正さんが「マスコミレクチャー」した。
 「各種会議の議事録が作成された場合に、行政機関がその正当性を立証し、住民が真偽あるいは間違いの有無を確認するためにも、録音の記録はきわめて重要。その音声記録が公開される意義はきわめて高いものです」。
訴状の立論構成は骨太の正攻法の力作で、水ももらさぬ万全なもの。
 電磁媒体の「音声記録」が公文書と認められれば、初めての司法判断となり、全国の電磁データの公開がすすむだろう。
(意見書・陳述書は次号掲載の予定)
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初めての意見陳述
      三重県桑名市・小川まみ
 

 4月25日、「福井県男女共同参画審議会」の音声記録非公開処分の取り消しを求める裁判の第一回弁論で、意見陳述をしに福井へ行ってきた。
私は、すでに3年前に三重県で会議の録音テープを情報公開請求で、かんたんに手に入れた経験がある。
三重県では簡単に手に入る録音テープが、何故、福井では公開されないのか全く理解できない。私は、ペーパーレスの時代に電磁的記録も公文書として公開するのは当たり前だと思う。
 そこで、5府県で「男女共同参画審議会」の議事録と電磁的記録を情報公開請求してみた。5府県とも開示だった。
 当日、意見陳述をするのは、私と菅井さんの二人。菅井さんは、「ジェンダー図書撤去」のあった生活学習館をよく利用する立場から、提訴にいたった経緯を陳述した。
私は、福井県の情報公開条例の運用がいかに恣意的であり、県庁が非公開体質であるかを陳述した。最後に「福井県庁の常識は全国の非常識」といって締めくくった。
 傍聴席には、福井県職員やマスコミなどが20名ほどいたことや、菅井さんが、先にスラスラと陳述したので、私の緊張感はどんどん増し、実際には5分もかかっていないのに、とても長く感じられた。
 裁判所の玄関ホールには、思わず写メールしたくなるほどの大きなステンドグラスもあった。撮影が禁止されているのがうらめしい。外で記念撮影しようとしたら、守衛さんが「敷地内での撮影も禁止」と注意しに飛んで来た。仕方ないので一歩踏み出し写真をとったが、数メートルの違いに
意味があるとは思えない。裁判所に入るところをマスコミがビデオ撮影した時は、一切注意はなかった。マスコミは撮影可能で、一般人は認めないというのも理解できない。
(『む・しの音通信』60号より転載)
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ツボサンゴ
  
ニワゼキショウ


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最後まで読んでくださってありがとう
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 明日もまた見に来てね
 
コメント (2)
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