みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

(ハンカチ&オガタマ&エゴ)+ノキ=珍しい木の花by長良公園

2007-05-29 20:30:32 | 花/美しいもの

2週間ほど前の岐阜新聞に、岐阜市の長良公園で
ハンカチノキの花が満開と載っていた。
ハンカチノキの花は、おととし可児の「花フェスタ公園」で
見たことがあるだけで、是非見たいと思っていたのだけど、
なかなかいけなくて、だいぶん経ってから暇をみて行ってみた。

まずは、新緑がうつくしい日本一のメタセコイアが目に付いた。


前に、ハンカチノキがあったと記憶しているところに行ったら、
全然見つからなくて、オガタマノキの花が咲いていた。
この花はオガタマノキと呼ばれているけど、正確には、カラネオガタマ。


我が家にも鉢植えがあるけれど、バナナのようなよい香りがする。




遠くから白い花が見えたので近づいてみたらエゴノキ。


規則正しく並んでぶら下がっている満開の花がユニークでかわいい。



そういえば、わが家のエゴノキは、
ことしは花が4輪しか咲いていない。
ヤマボウシも咲いていないので裏年なのか、
暖冬で花芽ができなかったのか・・・・??

長良公園をぐるっと一周回ったけれど、
ハンカチノキが見つからなくて、
振り出しの事務所に戻ったら、入り口に
「ハンカチノキはこちら」と矢印のついた張り紙がしてあった。

毎日散歩に来るという地元の方が、親切にハンカチノキを教えてくれた。
花はもう終わりで、ひとつかふたつ残って咲いているかも、ということ。

教えてもらったとおりに歩いたら、あった!ハンカチノキ。


ぜんぜん違うイメージの木を探していたようだ。

目をこらしてよく見ると、梢の間にちらほらと白い花が見える。

この日は風が強くて、なかなか写せなくてやっと撮れた花です。




ハンカチノキの花、見つかってうれしかった。

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「政治とカネ」の幕を引くな/疑惑に自ら封印/首相「責任を感じている」/松岡農相の自殺を巡って

2007-05-29 08:16:44 | ほん/新聞/ニュース
昨日、松岡利勝農相が自殺をはかった、
という衝撃的なニュースが飛び込んできた。
どうなったかと気になっていたが、午後2時に亡くなったとの続報。

松岡農相が亡くなったことには言葉もなかったが、
このときの安倍首相のコメント(第一声)は、
「大変残念です、慙愧に耐えない思いです・・・」。
安倍首相の他人事のような無責任で冷たい態度に唖然とした。

一夜明けて、新聞各社が松岡農相の自殺を巡って
どのように報道しているかを、紹介したい。

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【中日新聞社説 2007年5月29日】
松岡農相自殺 かばった首相の胸中は

 「政治とカネ」の問題が新たな展開を予想させる矢先のショッキングな事件である。疑惑の閣僚が亡くなった。遺書から自殺とみられている。ひたすらかばってきた首相はこの事態をどう考えるか。
 事件の詳細は警察当局の捜査を待たねばならないが、いまのところ、現場の状況から松岡利勝農相は自ら首をつったものとみられている。
 自殺となると、現職の閣僚では極めて異例、異様な事態である。その死に不審な点はないか、動機はなにか、疑問の余地のない徹底調査を政府にも求める。
 取りざたされるのは、摘発の進む農林水産省所管法人「緑資源機構」の官製談合事件と、松岡農相との何らかのかかわりである。
 “林野ファミリー”が公共事業をめぐって税金を食い物にしていたこの典型的な官製談合事件は、農相の地元・熊本にも飛び火し、新たな談合疑惑を浮上させている。
 林野庁の天下り官僚や同機構のOBのいる複数の法人から、農相に多額の政治献金がなされていた。機構が発注した熊本の農林道工事を受注した業者らによる、資金管理団体などへの献金も確認されている。
 談合事件が広がりを見せる中で、先週末には与党の自民党からも農相の辞任を促す声が上がっていた。いずれ捜査が身辺に及ぶことになるだろうとの観測も流れていた。
 農相にはほかにも事務所の光熱水費の不透明さで疑惑が指摘され、かねて野党の追及を受けるところとなっていた。その説明責任を果たさぬまま死を選んだのは遺憾なことだ。
 それにしても解せないのは、そうした農相をかばい続けてきた安倍晋三首相の一連の対応である。
 国会答弁でも、疑惑を持たれている農相に十分な説明を促すことはなく、もっぱら多数与党を頼んで逃げ切りを図るような首相の姿勢に、私たちは再三警告を発してきた。
 首相の言うとおり、農政に通じた知識と力のある人物であったとしても、晴れぬ疑惑を抱えたまま食の安全や農山漁村振興を担当させ続けるのは難しい。それにもまして、政治不信の拡大を心配したからだ。
 首相が自ら閣僚に任命した責任を自覚するなら、速やかに農相を交代させるべきであった。それが政権のダメージになったとしても、潔く更迭に踏み切っておれば、農相の死はなかったのではなかろうか。
 「厳しく追及されていたが専門分野で頑張っていた」との首相コメントにも異議がある。異様な出来事を人ごとのように語っていては、政権の前途を危ぶまれても仕方ない。
(2007.5.29 中日新聞)
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[松岡農相自殺]疑惑に自ら封印 毎日新聞 2007年5月29日

 事件に関与しているのではないか――。独立行政法人・緑資源機構(川崎市)を巡る官製談合事件の一斉逮捕から4日。松岡利勝農相(62)はさまざまな憶測が飛び交う中、説明すべき事実を自らの手で封印した。事務所費問題に端を発した疑惑を、東京地検特捜部はどう見ていたのか。また、捜査はどこまで及んでいたのか。その核心に迫った。【斎藤良太、三木陽介、伊藤一郎、田中謙吉】

 ◇検察の「ターゲット」緑資源事件…少額、異例の告発
 「驚いた」「コメントしようがない」。検察幹部の口調は一様に重かった。関係者は「事件に関係しているかどうかをこれから調べる、という段階だった。幹部は何とも言いようがないはずだ」と代弁した。
 自殺直後、検察幹部が口々に「残念」と語った新井将敬・衆院議員のケース(98年)とは、明らかに異なる反応だ。証券取引法違反(利益要求)容疑で逮捕寸前の新井氏に比べ、今回は支援企業などを独占禁止法違反容疑の関係先として捜査し、押収資料の分析を始めたばかりだった。
 それでは捜査の照準はまったく定まっていなかったのか。謎を読み解くカギは、緑資源機構事件が刑事事件化した過程にある。
 同事件のような独占禁止法違反事件は法の規定により、公正取引委員会の刑事告発が不可欠。公取委は、刑事告発するか、排除措置などの行政処分にとどめるかの判断基準の一つを発注規模に置く。今回舞台となった林道整備などの調査・設計業務は年間約7億円に過ぎず、通常なら告発を見送るほど少額だった。
 それでも、刑事告発に踏み切った理由を、ある公取委関係者は「検察の意向が非常に強かったため」と明かす。検察幹部が24日の一斉逮捕後「公取委が告発に積極的だった」と正反対の見解を示しても、公取委関係者は「それはカムフラージュ」と語っていた。
 法務・検察幹部はこう語る。「緑資源機構の事件そのものは、検察としては特にやりたかったわけではない。しかし裏に潜む疑惑を解明したかったのは事実」。松岡農相を「ターゲット」に据えていたことは確かだった。

 ◇糸口「支援企業の落札」
 特捜部がまず注目したのは、松岡農相と緑資源機構の発注事業との関係だ。支援企業が松岡農相に献金→業者間で談合→支援企業が落札という経緯に関心を寄せた。
 機構の受注企業などからの献金は04、05の2年だけでも1100万円余。96~05年を対象とした紙智子参院議員(共産)の調査では、事件に関与した法人や企業、その代表者らから、総額852万円の献金を受けていた。
 中でも特捜部が注目したのは、松岡農相の地元・熊本県で進む「特定中山間保全整備事業」だ。同事業を巡っては、県内の15社が04、05年、松岡氏が代表を務める「自民党熊本県第3選挙区支部」と松岡氏の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」に献金やパーティー券購入費の名目で約967万円を献金した。内訳は▽杉本建設(阿蘇市)344万円▽森工業(同市)172万円▽熊阿建設工業(同市)100万円▽佐藤企業(熊本市)90万円――など。杉本建設は松岡農相の初当選(90年)以来の有力後援者だったとされ、06年度発注の同事業で2億9100万円を受注した。
 こうした地元企業とのつながりを発端にした捜査は、特捜部が02年に摘発した鈴木宗男衆院議員の事件と共通する。松岡農相が「九州のムネオ」と呼ばれていたこともあり「地元のカネを丹念に洗っていけば、糸口がつかめる」とある検察関係者は語っていた。
 業界団体にも関心を寄せた。機構の受注業者でつくる「特定森林地域協議会」(特森協)=解散=と表裏一体だった政治団体「特森懇話会」=同=から03~05年に120万円の献金を受けた。
 特森協と企業――。照準はこの二つに向けられた。ただ、参院選を2カ月後に控え、安易な捜査は「選挙妨害」との批判を招く。農相周辺や支援企業を表立って捜査することはできず、特定中山間保全整備事業の発注機関「阿蘇小国郷建設事業所」(熊本県小国町)を25日に捜索。当然想定される捜索先ではあったが「松岡農相の“琴線”に触れるものがあった可能性はある」と語る関係者もいる。

 ◇「光熱水費」もヤミに
 松岡農相を巡ってはもう一つ疑惑があった。06年9月に毎日新聞の報道で発覚した事務所費と、3月に国会で取り上げられた光熱水費問題だ。
 松岡利勝新世紀政経懇話会は、家賃や光熱費、水道代がかからない議員会館に事務所を置きながら過去5年間、毎年2400万円以上の事務所費を、さらに01~05年には総額約2880万円の光熱水費を計上していた。
 光熱水費について松岡農相が「ナントカ還元水」と釈明した今年3月、政治資金規正法違反(虚偽記載)に当たるのではないか、との批判が巻き起こった。しかし、検察幹部は「厳密に言えばそうだが、資金の『出』を事件化するのは難しい」と語り、4月に市民団体からの告発状を受理したものの、この問題については一貫して慎重な姿勢を見せていた。
 その裏でひそかに続けていた政治資金の「入り」に向けられた捜査。関係者によると、松岡農相を含む「利益誘導型」の政治姿勢を問題視した情報収集の開始は、5年以上前にさかのぼる。初入閣となった06年9月の農相就任時には、検察内部に「現職大臣をターゲットにする初めての事件になるかもしれない」との声さえ起き、検事らの間で、摘発に向けた意気込みを語り合う場面さえ見られた。だが、自殺はその蓄積のすべてを闇に葬り去った。
(毎日新聞 2007.5.29)
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河北新報 社説
松岡農相が自殺/「政治とカネ」の幕を引くな 
松岡利勝農相(62)=衆院熊本3区=が28日、自殺した。
 警視庁赤坂署によると、同日昼すぎ、東京・赤坂の議員宿舎で、首つり自殺しているのが見つかり、都内の慶応大学病院に搬送されたが、既に心肺停止状態で、午後2時、死亡が確認された。まずは、松岡氏の冥福を祈りたい。
 国会議員が、それも現職閣僚が自殺するとは、よほどの事情があったのだろう。
 現段階で自殺の動機や背景は判明しておらず、警視庁の捜査を待つしかないが、松岡氏が今国会で「政治とカネ」をめぐる疑惑の渦中にいたことは紛れもない事実だ。
 疑惑の1つは、家賃がかからない議員会館に事務所を置きながら、毎年多額の事務所費を計上していた問題だ。特に「ナントカ還元水」に象徴される光熱水費の問題は、庶民と懸け離れた政治の腐敗体質を見せつけたと言えよう。
 松岡氏の場合、無償のはずの光熱水費について、特別の浄水器などをあつらえているとして、2005年の政治資金収支報告書に507万円を計上。議員会館に事務所を移転してからの11年間の合計額は4400万円にも上っている。
 「法にのっとって適正に報告している」。松岡氏が繰り返して述べた答弁。領収書も、内訳も明らかにするつもりはないというのだ。一体どれだけの人が納得しただろうか。
 加えて、公取委の告発をもとに、東京地検特捜部が摘発した農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の官製談合事件。
 機構が発注した「特定中山間保全整備事業」の建設工事を請け負った熊本県内の業者が、松岡氏の資金管理団体などに計1300万円を献金したことが判明している。
 野党だけでなく、自民党内からも松岡氏の辞任を求める声が上がっていた。
 さまざまな修羅場をくぐり、胆力に優れた政治家といえども、プレッシャーがあったことは容易に推察できる。
 ただ、松岡氏は、疑惑を持たれた以上、国民に対する説明責任を果たす必要があっただろう。自ら死を選ぶという結末、それも国政を担う閣僚が自殺するという衝撃的な出来事は、かえって謎を深め、政治への不信感を増幅しかねない。
 事務所費問題で、松岡氏をかばい続け、「政治とカネ」の事実解明に消極的な安倍晋三首相の対応にも納得できない。
 今、早急に取り組まなければならないのは、政治や行政と国民との信頼関係の構築だ。
 そのためにも、天下り組の間でキャッチボールでもするように受発注し、受注額の一部が政治献金に回るという緑資源機構の官製談合事件に徹底的にメスを入れる必要がある。政官業の癒着ぶりをあぶり出し、その上で厳然とした是正策に取り組むべきだろう。
 与野党間で対立が続いている政治資金規正法についても、抜け穴がなく、不正や流用が2度と起きないよう改正しなければならない。
河北新報 2007年05月29日
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[松岡農相自殺]首相「責任を感じている」 政権に打撃

 松岡利勝農相の自殺は現職閣僚の自殺という戦後例のない事態だけに、夏の参院選を間近に控えた安倍政権に深刻な打撃を与えた。年金記録の不明問題で安倍内閣の支持率が急落した直後だけに、「政治とカネ」を巡り世論の批判を浴びていた農相の自殺はさらなる政権のイメージダウンにつながることは確実だ。国会閉幕後の内閣改造も含めた態勢立て直しが必要との見方が与党に出始めており、安倍晋三首相は厳しい局面に直面した。
 安倍首相は28日夕、首相官邸で記者団に対し、農相の自殺に関する自らの責任について「当然首相として、私の内閣の閣僚の取った行動に対して責任を感じている」と述べ、任命権者としての責任を認めた。政権運営に与える影響についても「有能な農相だった。それだけに政権への影響は大きいと思う」と認めた。
 また、後任人事については「農林水産省改革に情熱をもって取り組むことができる人を選びたい」と語った。首相は天皇陛下が30日に欧州訪問から帰国後の認証式を念頭に調整を急ぐ。政府・与党内では農林水産省OBの赤城徳彦衆院議員(高村派)らの起用が取りざたされている。
 首相は農相の光熱水費問題をめぐり、法的な問題はないとの立場を示していたが、与党内からも自発的辞任を促す声が出ていた。松岡氏を擁護し続けたことも含め、野党は首相の任命責任を追及する構えだ。【中川佳昭】
(毎日新聞 2007年5月29日)
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【中日新聞社説 2007年5月24日】
松岡農相 かばう首相の見苦しさ

 いまだに説明責任を果たさない人が閣僚で居続ける政治のレベルに暗たんとする。金銭の絡む疑惑をそのままに、かばう首相の言葉が空々しい。この倫理の鈍感さは、政権のおごりというほかない。
 厚顔無恥と攻め疲れ。「政治とカネ」を主題とする衆院予算委員会の集中審議に、多くの人はそういう感想を持ったのではないか。
 就任してほぼ八カ月の間、折に触れ野党の追及を受けてきた松岡利勝農相は、相変わらずの居直り答弁を繰り返した。「法に従い適切に報告している」と。
 疑惑の詳細はもう書き連ねる必要もないだろう。「ナントカ還元水」に象徴される、政治資金のいかがわしげな使途が問題の核心だ。
 「適切な報告」そのものの信ぴょう性が厳しく問われているというのに、法の趣旨を都合よくねじ曲げて具体的な説明を拒絶する。政治資金規正法をこんなふうに盾にする厚顔無恥は、政治家の中でも珍しい。
 手を替え品を替えの追及にも平然と同じ答弁が何度も繰り返される。攻め疲れの野党が矛先を安倍晋三首相に向けるのも当然である。
 民主党の岡田克也氏は首相に「農相は説明責任を果たしていると考えるか」と迫っている。自民や公明の与党幹部でさえ農相の説明の不十分さを指摘しているではないか、かばう首相が国民の政治不信を倍加させている、というわけだ。
 口ごもる首相の答弁もまた“壊れたレコード”であった。「農相は法に基づいて説明している」。そして首相は民主党代表の小沢一郎氏の不動産取得問題に話を振った。内閣の最高責任者の認識を聞かれているのに、それにはほおかむりで他者の問題をあげつらうのは、見苦しい。
 農相には倫理欠如を疑わせるような献金受領問題も発生している。農林水産省所管法人「緑資源機構」の官製談合事件で名の出た、請負業者らの政治団体やその会員企業、経営者から多額の献金を受けていた。法の認める範囲、との強弁を、これ以上世間が容認するとは思えない。
 与党は週明けに、資金管理団体の不動産取得禁止や、五万円以上の経常経費に領収書添付を義務づける旨の法改正案を国会に出すそうだ。
 資金管理団体以外の政治団体にも適用すべきでないか、五万円では実効性は薄い、との指摘にも、首相はまるで人ごとの答弁をしている。一体どこが新時代のリーダーか。
 尾を引く松岡問題に自民の参院選候補からも怨嗟(えんさ)の声が聞こえる。これを放置して憲法や教育を語る資格はあるか。あらためて問うておく。
(2007.5.24 中日新聞)
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松岡農水相 地元の事務所関係者が首つり自殺(5月25日日刊ゲンダイ)
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緑資源「官製談合」事件 捜査の手は松岡農水相に伸びるか
5月28日日刊ゲンダイ

 林道工事の談合を繰り返していた緑資源機構にようやく捜査のメスが入った。理事ら6人を逮捕した東京地検は事件の解明を進めるが、国民の誰もが思う疑問。松岡利勝農水相は捜査線上に浮かんでいるのか。

「絵に描いたような官製談合」といわれる緑資源事件。構図は簡単だ。緑資源本部が8つの地方建設部から業者の林道建設の希望を聞いて落札予定者を割り振り、これを受注予定者の公益法人に伝える。業者は指定された価格で入札して仕事を請け負う。こうやって年間10億円の税金がいいように食い物にされてきたのだ。もちろん、緑資源にも公益法人にも天下りの農水官僚がテンコ盛りである。
 その談合林道工事に絡む9団体からベラボーな献金をもらっていたのが松岡ナントカ還元水大臣。これで疑惑は「水と緑」のセットとなった。
 献金は96年から05年までに民有林整備懇話会、民有林振興会、全国林業政治連盟など似たような名前の政治団体から1億3184万円。
 この献金の見返りに松岡が便宜を図っていたら立派な犯罪だが、検察はどう見ているのか。
「今のところ談合に絡んで名前は出てきませんが、当局が関心を持っているのは今回摘発されたコンサルタントや公益法人の代表者が同じ期間に計852万円を献金していることです。今後、この集中献金と業界の関連について調べることになりそうです」(検察事情通)
 水では逃げ切ったが、緑でアウトか。談合摘発に松岡大臣は「誠に遺憾」と述べたが、イカンのはアンタだろう。
(日刊ゲンダイ:5月28日10時0分)
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政治家は市民に対して「言葉」で説明する責任がある。
遺書には「死をもって償う」と書いてあったという。

一人の人間のいのちは何よりも重い、と思う。
だけど、いや、だからこそ、
みずからの疑惑の説明責任を果たさずに
松岡農相が自殺してしまったのは残念だ、とわたしは思う。

政治家・松岡利勝の言葉は、もう聞くことができない。

渦中の松岡農相が亡くなってしまったいま、
松岡農相の死を無駄にしないためにも、
かれが「死をもって償う」といった事柄に対する
真相解明と説明責任は、任命権者の安倍首相にある。

 
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続報は、
「謎の自殺」遂げた松岡農水相 安倍内閣が抱える「闇」の正体」(5.30)
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