みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

一重と八重の白花シュウメイギクが咲いている/学術会議問題 任命して関係再構築を

2021-10-12 23:06:58 | 花/美しいもの
暑くてカラカラの日が続いていたのですが、
きょうは雨がパラパラ降ってきたので、
庭木が生き返ると喜んでいたら、すぐにやんでしまいました。
明日は待望の雨のようなので、雨除けのブドウの棚の下に置いてある、
キンリョウヘンとカトレアだけ水やりしました。

庭に咲き始めた白花のシュウメイギクは花が多くなってきました。

前庭には白花八重咲のシュウメイギク。
源平花桃の木の下には、白花一重のシュウメイギク。
  
花茎がまっすぐに立って、清楚な花が好きです。


お昼ご飯は、野菜たっぷり海鮮ちゃんぽん麺。
デザートには、毎日落下したキウイフルーツを拾ってきて、
50度洗いをしてから、やわらかくなったものから食べます。

きょうは果肉が赤い紅妃(こうひ)を切ってみました。

ひと切れ食べてみたら、上品な甘さでけっこうおいしいです。
キウイはカリウムが多いので、もっぱらパートナーが食べています。

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ところで、
日本学術会議の任命拒否問題で、
岸田首相も、前政権の決定を見直すことは考えていないとのこと。

  社説:学術会議問題 任命して関係再構築を
2021年10月10日 中日新聞

 菅前首相が、日本学術会議が推薦した会員候補6人を任命しなかったことが明らかになってから、1年が過ぎた。
 安倍政権時代の政策に批判的な発言をしたことが原因とみられたが、菅氏は理由を説明しなかった。以来、会議と政府の関係はこじれたままで、その再構築が大きな課題になっている。岸田首相は前政権の過ちを認め、この異常事態に終止符を打たなければならない。
 振り返れば、この問題が菅氏の最初のつまずきだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・


  <書評>この国のかたちを見つめ直す 
2021.10.3 北海道新聞

加藤陽子著
時事問題 歴史の深みに置いて問う
評 大澤真幸(社会学者)

 本書は、日本近現代史を専門とする著者が、2010年以降、毎日新聞に寄稿してきた時事的なエッセーや書評を集めたものである。10年以上も前の事件や政治状況を論じた文章も含まれているが、古さを感じさせない。どうしてなのか。著者が、そのときどきの話題を、歴史の深みの中に置いて、問い、考え直しているからだ。
 例えば選択的夫婦別姓制度について語る部分。反対論者の拘りが、皇位継承問題と絡んでいることを教えてくれる。明治政府は、女帝容認案も検討していたが、女系の皇位継承は「易姓(姓が変わる)」を意味するとして、この案は棄却された。天皇の万世一系を誇る観念と夫婦別姓反対とは、価値観のレベルで通ずるものがあるのだ。
 あるいは原発事故の直後に書かれたエッセーでは、大岡昇平が引かれる。戦争や軍隊について書くときには、自分がそれらを許容していたという感慨を前提にして書かねばならぬ、と。同様に、私たちは原発を許容してきたという事実を前提にしない原発反対論は、底が浅い。
 2010年代の日本の政治の中では、戦争や有事ということが繰り返し議論された。日本の戦争に関して、著者は専門家の立場から、戦争が起こされた本当の原因と国家の国民に対する説明とは異なっていた、ということを具体的に教えてくれる。例えば満州事変が引き起こされた真の原因は、対ソ戦への対策にあったが、中国から日本の満蒙権益を守るためだと説明された。
 戦争の死者についての考察も深い。著者の解釈では、内村鑑三が日清戦争の後に書いた文章には、英霊と化した戦争の死者が戦後社会を縛る仕組みが予見されている。また井上ひさしの戯曲には、原爆の死者が、生者を――生き延びたことの良心の呵責(かしゃく)から解放し――力強く生かすことができる、という真実が描かれている。
 本ものの学識は、私たちの現在を深く理解し、将来を考える上でかくも有効だ。これほどの学者の任命が拒否されるとしたら、学術会議とはいったい何であろうか。(毎日新聞出版 1760円)
<略歴>
かとう・ようこ 1960年生まれ。東京大教授。専攻は日本近現代史。著書に「満州事変から日中戦争へ」「昭和天皇と戦争の世紀」「天皇と軍隊の近代史」など


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