熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

読書

2007-07-24 15:12:14 | Weblog
私の趣味の一つに読書があります。

以前、ブログに書きましたが、友人から「読む本が偏っているのでバランスを取って読む方が良い」とのアドバイスを受け、注意して読書するようにしていましたが、ここ半年で読んだ本のタイトルを分析した結果、意外なことが分かりました。

読んだ本のジャンルは、バランスが取れていますが、細かく見るとかなり偏っています。すなわち、小説・エッセイのジャンルでは、著名な作家の作品はかなり多く読んでいますが、その反対に、あまり著名でない作家・新人作家の作品はほとんど読んでいません。
これは、無意識に無難な作品を選んで読んでいたことになります。

そこで、少し冒険をしてみようと思い、図書館で適当な作品を探していたところ、1冊の本が目に留まりました。

私の好きなSF小説、「光の帝国-常野(とこの)物語-」恩田 陸さんの作品です。
あまりの面白さに、一気に読み切りました。

常野シリーズの短編を集めたものですが、全体として一つの物語になっています。
東北の一番北の県にある「常野」に生活する、特殊な能力を持つ一族の数奇な運命を描いた物語で、人類愛と郷愁的な情景とがよく描かれています。

恩田 陸(おんだ りく)さんは、1964年10月25日宮城県仙台市生まれで、本名は熊谷 奈苗(くまがい ななえ)さんと言い、名前から男性と思われることもありますが女性です。
初めて読む作者ですが、その経歴を見ると受賞作品も多く、かなり有名な方なのでしょうか。

作者が著名かどうかは別にして、作品は素晴らしいものでした。
この作者の作品をもう少し読んでみることにします。

いつか、常野を訪れ、特殊な能力を持つ一族に会うことができると良いのですが。



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コメント
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