熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

猛暑? 冷夏?

2007-07-25 11:15:43 | Weblog
今年の夏は、猛暑か?冷夏か?。

気象庁の発表、及び、多くの気象予報士の見解では、「今年の夏はラニーニャ現象(太平洋赤道域西部の海面水温が高くなることにより、日本付近の太平洋高気圧が高まる)により、猛暑になる」という予報でした。

しかし、現時点では、関東地方の梅雨明けが遅れ、冷夏の様相を示しています。

先日、あるテレビ番組で今年の夏の天気予報を取り上げていました。
その中で、気象庁の発表、及び、多くの気象予報士の見解は、現在のところハズレています。
一方、地方在住の農家のオジサンの今年の夏が冷夏になるという予報が的中しそうだと伝えていました。

このオジサンは、近くの山の残雪の残り具合により、その年の夏の天気を予報するそうです。
つまり、その山の特定の部分の残雪が、特定の日(5月の何日?)にどの程度残っているかにより、猛暑・平年並み・冷夏を予報するそうです。

このオジサンによると、的中確率はほぼ100%、何しろ、農業経営者なので、天候が作物に及ぼす影響を真剣に考える必要があります。
そこで、人に頼ることはできず、自分なりの天気予報を確立したそうです。

このオジサンの天気予報と気象予報士の天気予報との相違を考えてみると、
オジサンの天気予報は、山の残雪を観察するという、1次情報を分析して予報しています。
これに対して、気象予報士は、1次情報を直接観察することはなく、気圧・風速・雨雲の位置等の2次情報を加工して得られた気圧配置図・雨雲配置図等の3次情報を分析して予報している点が違うと思われます(まさか、気象庁が発表する天気予報をそのまま報告していることはないと思いますが。これでは、気象予報士ではなく気象伝達士になってしまいます)。

最近の天気予報の的中率の低さは、かなりひどいものです。
極端な場合、夜の予報と翌朝の予報が大きくことなる場合もあります。
また、朝の天気予報が大きく外れることもあります。

この様な場合、気象予報士の方がテレビで、「今年は、平年と大きく異なる気圧配置等により予報が難しい」「予報が外れた理由は・・・」と説明するのが大半です。

個人的には、プロとしてもう少し自覚をもって予報をしていただきたいと思います。プロの人が言い訳をしているのを聞いたことがありません。
厳しいようですが、言い訳をするのはアマチュアで、お金を貰う資格はないと思います。

自分の予報に自信をもって説明する気象予報士が誕生することを期待しています。



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コメント (1)
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