熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

谷川俊太郎

2007-12-19 22:46:28 | Weblog
近くの図書館の特設コーナーで「谷川俊太郎」の特集をしていました。
この図書館の特設コーナーは、なかなか興味のある作品・作家を取り上げていますので、時々利用させていただいています。

谷川俊太郎、詩人・翻訳家・絵本作家・脚本家・哲学者で、法政大学学長の谷川徹三を父として東京都に生まれ育ちました。

1948年から詩作および発表を始め、同年11月には詩誌『金平糖』において2篇の詩を発表しています。

私の好きな詩の一つに、「二十億光年の孤独」があります。
「人類は小さな球の上で
 眠り起きそして働き
 ときどき火星に仲間を欲しがったりする
 火星人は小さな球の上で
 何をしているか 僕は知らない
 (或いはネリリし キルルし ハララしているか)
 しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
 それはまったくしかたのないことだ
 万有引力とは
 ひきあう孤独の力である
 宇宙はひずんでいる
 それ故みんなはもとめ合う
 宇宙はどんどん膨らんでゆく
 それ故みんなは不安である
 二十億光年の孤独に
 僕は思わずくしゃみした」

壮大な宇宙と、孤独、仲間を欲しがる心情が実に良く表現されています。

この特設コーナーから、「谷川俊太郎詩集」と、昨年刊行された「詩人の墓」の2冊を借りました。

じっくり読んで、谷川俊太郎の世界を楽しみたいと思います。



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