近くの図書館の特設コーナーで「谷川俊太郎」の特集をしていました。
この図書館の特設コーナーは、なかなか興味のある作品・作家を取り上げていますので、時々利用させていただいています。
谷川俊太郎、詩人・翻訳家・絵本作家・脚本家・哲学者で、法政大学学長の谷川徹三を父として東京都に生まれ育ちました。
1948年から詩作および発表を始め、同年11月には詩誌『金平糖』において2篇の詩を発表しています。
私の好きな詩の一つに、「二十億光年の孤独」があります。
「人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしているか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくしかたのないことだ
万有引力とは
ひきあう孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみした」
壮大な宇宙と、孤独、仲間を欲しがる心情が実に良く表現されています。
この特設コーナーから、「谷川俊太郎詩集」と、昨年刊行された「詩人の墓」の2冊を借りました。
じっくり読んで、谷川俊太郎の世界を楽しみたいと思います。
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この図書館の特設コーナーは、なかなか興味のある作品・作家を取り上げていますので、時々利用させていただいています。
谷川俊太郎、詩人・翻訳家・絵本作家・脚本家・哲学者で、法政大学学長の谷川徹三を父として東京都に生まれ育ちました。
1948年から詩作および発表を始め、同年11月には詩誌『金平糖』において2篇の詩を発表しています。
私の好きな詩の一つに、「二十億光年の孤独」があります。
「人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしているか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくしかたのないことだ
万有引力とは
ひきあう孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみした」
壮大な宇宙と、孤独、仲間を欲しがる心情が実に良く表現されています。
この特設コーナーから、「谷川俊太郎詩集」と、昨年刊行された「詩人の墓」の2冊を借りました。
じっくり読んで、谷川俊太郎の世界を楽しみたいと思います。
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