熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

論文試験

2010-06-29 17:09:05 | Weblog
弁理士論文試験まで1週間を切りました。

私が最終合格した年の論文勉強方法を思い出してみると、前年とは異なった方法を採用していました。

合格前年までは、知識の習得とアウトプットに重点を置き、一般的な勉強方法を行っていました。
合格前年の論文試験の出来は、自己評価では最高で、合格間違いナシと考えていましたが、結果は不合格。
特許、商標の結果は○でしたが、意匠は、確かE評価。

いくら考えても意匠のE評価の原因が分からず、合格発表直後は、お先真っ暗の状態になり、勉強が手につかない状態でした。

暫くして冷静に不合格の原因を分析した結果、①答案構成ができていない、②問題に直接応える論文になっていない、の2点であるとの結論に達しました。

そこで、合格した年の論文勉強方法は、①答案構成と、②問題文の文言を使用した論文作成を中心に据えました。

したがって、論文試験本番直前も、①答案構成、②基本レジメの読み込み、③判例の読み込み、を中心に勉強していました。

この勉強方法が功を奏したのか、論文試験に見事合格することができました。

口述試験のときに、試験官から、「あなたの論文は、問題に率直に応える内容で、とても分かりやすい」という趣旨のコメントがあり、勉強方法の変更が正しかったことを実感しました。

考えてみれば、問題作成者(添削者と同じですが)としては、自分が作成した問題の意図を読み取って、素直に応える論文を作成してくれれば、多少の論点落ち、理由付けの不正確は気にならないでしょう。

むしろ問題の意図とかけ離れた知識を披露されても良い印象は得られないでしょう。

問題作成者の身になって考えることが重要ですね。

論文試験を受験する皆さまのご健闘をお祈りしています。



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