江副浩正さんの「取り調べの全面可視化を目指して」を読みました。
江副さんといえば、あのリクルート事件の元被告として有名です。
あのリクルート事件から、もう22年になるのですね。
江副さんも74歳とお年を召されましたね。
リクルート事件の裁判に要した期間は、13年余りで、法廷の開廷数が322回とギネス記録ものの長期裁判です。
最近は、検察の取り調べの問題点が明らかになりましたが、当時は、まだ検察に対する信頼があり、江副さんに対する一般大衆の見方も厳しいものがありました。
この本に書かれていることから判断すると、昔から検察の取り調べは問題があったことが良くわかります。
冤罪が生まれるのは当然という気がします。
圧倒的な権力を持っている警察、検察と一市民が対決するのは想像以上に困難です。
やはり、取り調べの全面可視化以外に冤罪を防ぐ有効な方法はなさそうです。
取り調べの全面可視化の実現には、法律の改正が必要です。
裁判員裁判の場合、任意性が疑われる取り調べの供述調書は、証拠として採用しない旨を宣言して、任意性の証明責任を検察に負わせることにすれば、法律の改正を待たなくとも実質的な可視化が実現できるのではと思うのですが。
取り調べの全面可視化は、民主党がマニフェストに書いていたのではと思いますが、最近は、衆議院と参議院のネジレ現象のためか、この話は影を潜めましたね。
官房長官と法務大臣を兼任している仙石さんが法務大臣に専任して、「取り調べの全面可視化」を実現すれば、問責決議案可決への対応にもなるし、一石二鳥ではと思うのですが。
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あのリクルート事件から、もう22年になるのですね。
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最近は、検察の取り調べの問題点が明らかになりましたが、当時は、まだ検察に対する信頼があり、江副さんに対する一般大衆の見方も厳しいものがありました。
この本に書かれていることから判断すると、昔から検察の取り調べは問題があったことが良くわかります。
冤罪が生まれるのは当然という気がします。
圧倒的な権力を持っている警察、検察と一市民が対決するのは想像以上に困難です。
やはり、取り調べの全面可視化以外に冤罪を防ぐ有効な方法はなさそうです。
取り調べの全面可視化の実現には、法律の改正が必要です。
裁判員裁判の場合、任意性が疑われる取り調べの供述調書は、証拠として採用しない旨を宣言して、任意性の証明責任を検察に負わせることにすれば、法律の改正を待たなくとも実質的な可視化が実現できるのではと思うのですが。
取り調べの全面可視化は、民主党がマニフェストに書いていたのではと思いますが、最近は、衆議院と参議院のネジレ現象のためか、この話は影を潜めましたね。
官房長官と法務大臣を兼任している仙石さんが法務大臣に専任して、「取り調べの全面可視化」を実現すれば、問責決議案可決への対応にもなるし、一石二鳥ではと思うのですが。
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