熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

弁理士研修

2013-03-01 18:36:57 | Weblog
産学連携についての研修を受講してきました。

この研修は二部構成で、前半はTLOの社長さんが「TLOから見た、大学・企業間における技術移転の現状と課題解決」について説明されました。
流石にフロントラインで活躍している方の説明は、具体的で参考になりますね。
私も大学と企業との共同研究についてのコンサルティングを行っているので、共感できる内容が多かったですね。
このような実務者に有益な研修が増えてくるといいのですが。

後半は、大学教授による「知的財産を利用した大学・企業間の連携」というお話です。
学者や研究者の説明は、概略的、抽象的な内容が多く、実務者にとってはあまり参考になる点がないのですが、今回も既に知識として獲得している内容が多かったですね。

今回の研修で気になる点が一つ。
前半のTLOの方が「安倍政権の補正予算の大盤振る舞いで、大学の現場は何に使おうか大慌てです。そんなに予算があっても、そもそも研究者の数が足りないので、まともな使い道にならないのでは」と危惧していました。
後半の大学教授の方も「補正予算がかなり多く付いたので、これから何に使うか考えないといけない」と喜んでいるようでしたね。

最後に受講者から「東日本大震災、福島原発事故で困っている人が多く、日本の財政も借金で大変です。これ以上無駄使いは許されないと思うのですが、どのような覚悟で税金を使うのでしょうか?」という厳しい質問があり、講師も回答に困っていましたね。

本当に必要な予算はそれほど多くなく、それ以上に予算がつくと無駄使いになるということですね。

アベノミクスがムダノミクスにならなければいいのですが。






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