常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

蜜柑

2012年12月23日 | 日記


今年は静岡の親戚から蜜柑をたくさん送ってもらった。年末に静岡産の蜜柑を食べると、昔、北海道でやはり静岡から蜜柑を送ってもらったことを思い出す。木の箱に入った蜜柑であったが、大家族で食べると、正月の内にあっという間になくなった。紀州ミカン、温州ミカンの2種類があって、紀州の方が格上で食べても美味しかった。三ケ日ミカンなどの会うようになったのは、近年になってからである。空になったミカン箱は、積み上げて本棚の代用にした。

きのうの新聞に、蜜柑が骨粗鬆症に有効であるという記事があった。骨を丈夫にするには、カルシュームが必要で、牛乳や小魚、野菜などを摂ることがこの病気の予防になるのは知っていたが、蜜柑が有効であるというのは初めて知る知識だ。記事によると、「女性が閉経してホルモンのバランスが変わると、骨粗鬆症にかかりやすくなる。一方、杉浦さんらが温州ミカンの産地の一つ、浜松市三ケ日町地域で行ってきた研究で、ミカンを多く食べる女性は患者が少ない傾向もわかっていた。

そこで、この地域の閉経後212でβクリプトキサンチンの血中濃度と骨粗鬆症の関連を調べたところ、ミカンを毎日4個食べる人は、ミカンを食べない日がある人よりも、骨粗鬆症にかかるリスクが92%低いことがわかった」という。今年はミカンをたくさん頂いた上に、こんない病気のリスクも減らせることができなら、さらにうれしいことだ。

蜜柑あまし冬来ぬといふおもひ濃く 中島 斌雄

温州は中国の地名だが、鹿児島県に原生しているものを中国のあやかって命名したらしい。九州で栽培しても、静岡の三ケ日で栽培しても、これは同じ品種だということだ。昔、子供ながらに食べた「紀州ミカン」は、温州に比べて一段と美味しかったと記憶しているが、これも偶然のことで、誤った思い込みなのであろうか。それにしても昨今は、冬蜜柑の消費が減少傾向にあるという。日本の代表的な冬の味覚が、若い世代かた顧みられなくなったというのは淋しいことである。
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