常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

師走の畑

2012年12月06日 | 農作業


師走の声を聞くと、街角にクリスマスのイルミネーションが飾られるようになった。爆弾低気圧が通過中で日本海沿いに強風が吹いている。一日心電図は結果を見てもらったが、大きな問題はないということであった。24時間動いた心電図で、不整脈が2回現われたのみだ。心エコーも前回と変化はなかった。

朝、畑に行く。畑の片付けと、大根、ブロッコリーを収穫してきた。もう気温が下がって、ブロッコリーの生長は望めない。ネギが太くなり、ホウレン草の葉は大きくなっていた。あと残っている牛蒡を積雪前に掘らなければいけない。一年の畑は、妻が介護にまわったので十分に手を入れることが出来なかった。その反省の上で、来年に望む。もっときめ細かく畑に通い、野菜の勉強を基本に戻ってすることだ。

タマネギは少し生長したように見える。春の雪解けとともにアサツキが芽を出し、ニラが萌えるはずだ。ホウレン草は冬を越して、甘みが増しているだろう。ネギは雪のなかから、掘れるように目印をつけておくこと。

辰巳浜子の『料理歳時記』に大根の葉を捨てずに使う知恵が書いてある。

「青い葉の部分はしごいて、さっと湯通しをして、細かく刻んで塩味をして菜飯にしましょう。茎は糠味噌に入れたり、刻んで大根のしっぽや皮をまぜて大阪漬けにします。青い葉を温度の低い油でからりと揚げて箸で細かくつぶし、大根おろしに混ぜ合せ、二杯酢または三倍酢で和えます。酢はゆず、レモン、すだちなどを使えば理想的な栄養食になります。」

店先で買う大根の葉は、日にちが経っていて、辰巳浜子いうようにはいかないが、畑から抜いてきた大根は、大根の葉がおいしい。刻んで油を加えたケンチン汁など、大根独特の風味があって、まことに懐かしい味である。

大根引き大根で道を教へけり 小林 一茶
コメント
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