常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

新潟 大峰山から櫛形山の新緑

2013年05月05日 | 登山


昨年、櫛形山脈を縦走したので、今年は大峰山から櫛形山への9.5キロを周遊をした。目指すは、山桜である。確かに、山の中腹に山桜が点在しているのは見られるが、期待したほどではない。昨年縦走路にあった大木は、まだ花芽のが開花前であった。かわりに、柔らかい新緑が、紅葉のような若葉をとりまぜて目を楽しませてくれた。

ここは中腹の見晴台から日本海を見渡すことができる。沖に浮かぶ島は粟島であると、地元の登山者が教えてくれた。櫛形山の頂上では連休とあって、家族連れで春山を楽しむ市民のグループも散見された。



眼前には雪椿の赤い花を交えた新緑が広がり、目を足元に向けると可憐なカタクリやイチゲ、黄花スミレの群落が登山道の脇に咲き乱れている。ウグイスの鳴き声が、すぐそばの木立のなかから聞えてくる。つい半月まえまで、雪の中を歩いた里山歩きも、もうすっかりと春の装いである。

かたかごの花のふるえの愁ひかな 上村 占魚

昨日までの寒気は去り、雲が少し残るもののそよ風のうららかな日和である。山の仲間が、「山歩きは花があると楽しみが倍になる」と語った。



櫛形山の頂上から、残雪に輝く二王子山や飯豊の山並みの眺望がすばらしい。奥の方に盟主北股のとんがりが見えている。ここへは15年ほど前に立ったが、いまは眺めて楽しむ存在になってしまった。縦走は無理でも、この尾根の端の方でもいいから歩いてみたい。来週には鳥海山の残雪登山を計画したが、この季節では無理があるので、計画変更が話合われた。
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