常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

晩霜

2013年05月03日 | 農作業


昨日、北海道で積雪があった。こちらでも、夕方の風が刺すように冷たく、晩霜が降りないかと心配であった。せっかく芽を出した野菜たちが霜の害にあわないかと。朝、青空が見え、地面には霜が降りた気配がないので一安心した。

きのう、八十八夜を書いて、春分から八十八日なのに、何故八十八夜と言うのか、疑問に思った。これは、それに続く「別れ霜」に関係がありそうだ。霜が降りるのは、日中でなく夜だから、言葉の繋がりから八十八夜でなければならないのだ。

だが今年の異常気象では、八十八夜を過ぎても霜の心配はなくならないようだ。特に低気圧が去って、大陸からの移動性高気圧に覆われると、放射冷却といって地面が一気に冷やされて、明け方の気温が低くなり霜が降りる。昨日でも、3月から4月初めの気温であったので、しばらくは寒気に神経をとがらせる日が続きそうだ。

居合抜けば燕ひらりと身をかはす 漱石(明治29年)

散歩する頭上に、燕がひらり、ひらりと身をかわしながら遊び飛ぶ。やがて木々のところで鳴き交す数羽の烏。低く飛んで、道行くものに注意を与えているような風にも見える。そろそろ烏の巣づくりの季節か。

コメント
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