常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

新庄市の花 紫陽花

2017年07月20日 | 


新庄へ行くと紫陽花がきれいだ。どこの家にも、紫陽花を植えている。この時期、もう花も終わりに近づいたが、まだまだきれいだ。市内の東山公園は、あじさいの杜になっていて、34種類45,000株が咲き誇る。紫陽花は新庄市の花になっている。新庄といえば、東根の近辺にあった小田島荘に対して新しく拓けた荘園という意味合いである。その後背になる杢蔵山などから流れてくる水は、この盆地を豊かな田園地帯とした。

新庄から連想されるのは民謡「新庄節」である。

あの山高くて
新庄が見えぬ(ハッ キッタサ)
新庄恋しいや
山憎や(ハッ キッタサ)  

ハアー
猿羽根山(さばねやま)越え
舟形越えて
逢いに来たぞや
万場町へ

猿羽山は、舟形と新庄の間にある山である。今、国道13号線は、この山にトンネルを造ってこの山を越えずに、交通が容易になっている。馬場町は、新庄の遊郭のある街である。その昔、新庄の遊郭にいる遊女に逢いに行くことを、この民謡はテーマにしている。新庄に咲く紫陽花はこの新庄節に歌われた遊女のシンボルとして見ることもできる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする