月が変わって弥生三月。気温は春の到来を告げるように10℃を超えてきた。だが、午後から雲が広がり、ぱらつく雨に風も強くなってきた。今日は80歳最後の日。これからは一日、一日が大事になる。第一には、毎日の食べ物を美味しく。フードリテラシーを高めること。その基本はバランスのよい食事を心がけることだ。ものの本に身体によい食品を覚えるのに、「まごはやさしいよ」という言葉が書いてあった。
まは豆。ごは胡麻。はをわと読んでワカメ。やは野菜、さは魚。しは椎茸、いは芋。最後のよはヨーグルト。豆がタンパク質を取れるので最重要食品。米を主食にしていれば、その3割は豆を食べることが大事だ。豆腐、納豆、味噌など豆を原料にしていればOK。納豆かけご飯がすぐれものであることを再認識すべきだ。野菜が食卓を豊かにしてくれるのはもちろん、ビタミンや食物繊維が身体に必須だ。魚にはDHAやEPAが含まれて動脈硬化を予防してくれる。ヨーグルトを食べる事で腸内の善玉菌を増やし、消化吸収がスムーズになる。これらの食品をバランスよく食べることで、80歳代を元気で過ごす基本にしたい。老人二人の食卓では、「おいしいね」、「今年の初物だ」と声に出しながら食べることで、食事の時間を楽しいものにする時間にしていきたい。
午後、ドコモショップへ。dアカウントへのログインができないためで、IDを作り直してもらう。自分だけの乏しい知識での試行錯誤ではどうしても解決できないことがある。ドコモショップでは、無料のスマホ教室も開設している。スマホを老後生活の支援ツールとして活用するために、今から教室で学ぶことを始める。講座内容「スマホ応用アプリ」、「スマホ基本カメラ」、「キャッシュレスdカード」、「オンライン診療」、「ネットで買い物」、「知っておきたい5つのこと」「スマホ応用マップ」。81歳の新しい始まりは、スマホを自分にとって新しい使い方を身に着けることで世間を広げていく。