17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
家族で沖縄に来ています。
こちらは梅雨も開け、
真っ青な空、真っ青な海。
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途中立ち寄ったアメリカンヴィレッジは
サンフランシスコのようなカラフルさ。
時間の関係で長居は出来なかったけど
沖縄らしいステーキを頂きました。
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泊まった恩納村のホテルでは
タヒチアンダンスのディナーショーも。
夕暮れの静かな海をバックに
南国らしいダンスは趣きがあって素敵。
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なかなか本格的なダンスで
様々な国籍の観客から
大きな喝采を浴びていました。
中国人やアメリカ人など
外国人観光客も随分いて。
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お天気に恵まれ過ぎるほど恵まれ、
この年にして生まれて初めての
シュノーケリングも体験しました。
クマノミなどの色とりどりの魚を
水族館以外で初めて見て、感動。
水を飲んで、パニックになって
溺れかけたりもしたけれど。
塗りたくった日焼け止めにも関わらず
年甲斐もなく日焼けしてしまったけど
沖縄の海は青く、美しく、豊かで、
心を開放してくれたような気がします。
昨日はヴュルツブルクの
レジデンツと呼ばれる世界遺産へ。
外観は王道を行くゴシック建築。
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帰国便が夜のフライトのため
単なる時間潰しのつもりだったけど、
領主司教の館としては
あまりにも絢爛豪華な宮殿にびっくり。
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11時からの英語のガイドツアーに参加し、
アメリカやイギリス、チェコ等多国籍な人々と
ヴェルサイユ宮殿のような館を見学しました。
以前は写真撮影が禁止だったけど、
今はOKになったとのことでありがたい。
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別室には大戦後に廃墟となった、
痛ましい写真も展示してあり、
ここまで再建したことに感慨を覚えました。
調度品の殆どは疎開して無事だったし、
石造りの大階段のホールは焼け残ったとはいえ
その他の木造部分はことごとく焼失。
瓦礫や破片の1枚1枚を集めて
数十年の年月と膨大な費用相場をかけて再建した、
不屈ともいえる精神には脱帽しました。
今日はローテンブルク2日目。
朝から街中を歩き回って
ロマンチック街道と古城街道の交わる、
宝石箱のような街を満喫しました。
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高所恐怖症に耐えながら
レーダー門に登った頂上からは
城壁に囲まれた街並みが一望。
屋根の色や建物の形が揃っていて
まるでおもちゃ箱のような可愛らしさ。
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他の観光客の写真を撮ってあげたり
逆に撮ってもらったり、
道やお店を教えてもらったり、
雑談したりするのも旅の醍醐味。
色んな国の方との一期一会がありました。
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広場横のクリスマスショップは
あらゆるクリスマスグッズが並び
年中クリスマスマーケット状態。
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ここには日本人女性が働いていらして
コロナの時期には今は観光客で賑わう街が
ゴーストタウンだったと聞きました。
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観光だけで成り立っているこの街が
よく持ちこたえてくれたなあ。
耐えられずにシャッター街になっていたら
この風景は見られなかっただろうから。
連日のドイツ料理とビールで胃は疲れ、
連日の一万歩超えで足も疲れ、
連日のトラブルにメンタルも疲れたけど、
それでも楽しくて、心に残るドイツの旅。
まだ少し立ち去り難い気持ちはあるけど
明日は時間が許せばヴュルツブルクに寄って、
フランクフルトから帰国の途につく予定です。
アウグスブルクを出た時は大雨で、
途中のアウトバーンでは大渋滞。
ナビは観光地のど真ん中で勝手に終了し、
ホテルも駐車場も見つからないという
数々のトラブルを乗り越えて、
夕方、やっとローテンブルクに到着。
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ここは時間が止まったような
中世のままの可愛らしい街並み。
木組みの建物がとても素敵。
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城壁で囲まれた、こぢんまりした旧市街では
絵葉書のような街並みが保たれています。
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目ざわりな看板やネオン、
電柱や電線もなく、
本当にどこを見てもかわいい。
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京都や奈良もこんな風に
旧市街と新市街を分けたら
もっと魅力的になったのかも。
同じように敗戦から復興した国なのに
ドイツは復興のあり方に
何か芯が通っている気がします。
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街の中心にある聖ゲオルク教会の
美しいステンドグラスを前に
そんなことを考えながら
ここまで来られたことを感謝したのでした。
昨日はヒュッセンからアウグスブルク。
途中、あまり知られていない世界遺産の、
ヴィースの巡礼教会に立ち寄りました。
こ一面の草原で草をはむ牛や馬に囲まれて、
外観は牧歌的で、田舎の教会といった風情。
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ところが内部は一転して
ヴェルサイユ宮殿を思わせるような
華麗で美しいロココ調の装飾。
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こちらの祭壇にまつられているイエス像は
涙を流した奇跡のキリストと呼ばれ、
各地から巡礼が押し寄せたのだとか。
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観光客もそれほど多くなく
静かで穏やかなひとときを
過ごさせて頂きました。
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続いて訪れたアウグスブルクも
ロマンチック街道の街の一つ。
第二次大戦で破壊された市庁舎は
相当の資金と熱意で復興された、
荘厳で華麗な天井で有名な観光名所。
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これまた宮殿かと思うような
華美なまでに豪華な金の装飾は
この街のかつての繁栄と力を
しのばせるのに十分なものでした。
今日は今回の旅の終着地となる、
ローテンブルクに向かいます。
あいにくのお天気だけど
安全に旅が続けられますように。