ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

父の手

2008年05月13日 21時23分51秒 | 家族

実は先週末に実家の父が倒れて入院しました。
過去数回経験した脳梗塞の発作の中でも
今回が一番状態が悪く、
意識不明にもなっただけに
一時はどうなることかと思いました。

今も絶対安静には変わりはなく、
どこまで認識出来ているのかは不明ですが、
どうにか全身の状態は安定しつつあり
ちょっとほっとひと息ついたところです。

そのため先週は、急遽実家に戻り、
入院先の病院に駆けつけたのですが、
その際、数十年ぶりで父の手を握りました。
あの時は意識もほとんどない状態でしたが
父の手はあたたかで、
そして思ったよりうんと、小さかった。
子供の頃は、もっと大きな手だと思っていたのに。



こんな年になってからだけど
しかもこんなとんでもない時だったけど
父の手をまたこうして握ることが出来て良かった、って
なぜだか、心からそう思いました。

普段元気なうちは手を握るなんてしないから、
下手したら、もう一生
握らないままだったかもしれないから。

来週から予定していたスイスの出張もキャンセルし
当面、実家と自宅を行ったり来たりになる上、
仕事でも忙殺されていて、
しばらくこのブログも更新出来ないかもしれないけれど
元気にがんばっていますから
どうか気長に待っていてくださいね。

コメント
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