ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

麦の海をぬけて

2008年05月25日 22時41分31秒 | 花・自然
実家から20-30分ほど歩くと、
のどかな田舎の風景が広がります。
子供の頃とは町の風景も随分変わったけれど
変わらない景色もありました。

水が豊かなこの地では
どこを歩いていても、水の流れる音がする。



いつもは父の車で通っていたけど
お墓のお掃除をしに、今日はひとり歩く道。

田植えの終わった青々した水田を抜けると、
そこに広がっていたのは黄金色の麦の海。
さわさわと麦の穂を揺らして
五月の風が吹き抜けていました。



この道を歩いたのは何年ぶりかしら。
風の音を聞きながら、
水の音を聞きながら、
なつかしい、せつない景色の中を
いろんなことを思いながら
ひとり歩いた、初夏の雨上がり。

コメント
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