ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

楽しくて仕方ない

2011年10月02日 17時30分00秒 | フランス語
土曜日の仏語のクラスが13時に終わった後、
皆さんとイタリアンでランチしながら、
C1が憂鬱でたまらない、とこぼしていたら
「どうして?わたしなんて2回も落ちてるけど
レッスンに来るのも、試験受けるのも、
楽しくて仕方ないわよ」と、クラスメイトのSさん。

Sさんは、お子さんたちも皆独立され、
ご自身も定年後の趣味として
悠々自適に、フランス語を学ばれている方。
とはいえ、私にとっては苦行でしかない勉強を
「楽しくて仕方ない」とは、なんたる違い。
「わたしには時間はいっぱいあるから」
とは言っても、難しいことには変わりがないのに。
「それに試験だって、今回どうしても
受からないといけない訳じゃないんだから。
死ぬまでに合格できれば、じゅうぶん」
そう言って、おおらかに笑っていらして。

苦しい、しんどい、とばかり思っていた私には
ちょっとしたカルチャーショック。
同じ宿題をしてても、同じ試験勉強をしてても
心のありよう次第で、それは苦行にもなるし
「楽しくて仕方ない」ものにもなるんだなあ。
同じことをするのなら、どうせなら
「楽しくて仕方ない」と思えたほうがいいなあ。

(空にはひつじ雲、風は金木犀の香り)

わたしは欲張りだったのかしら。
それとも、面倒くさがりだったのかしら。
フランス語の勉強も、宿題もしんどいから、
こんなこと、いつまでも続けずにすむように
出来ることなら1-2回で合格したい、と思ってた。
でもSさんには、続けられることが楽しいのだとか。
誰もがみな、苦しんでると思っていた私には
まさに、目からウロコのSさんのお言葉。

確かに、DALF C1の合格はゴールじゃないし、
誰に強要されたのでもなく、好きでやってること。
だったら、苦しいって思う方が不自然かも。
好きなことを続けられて、試験まで受けられるなら
「楽しくて仕方がない」、そうでないと。
それに気付かさせてくれたSさんに感謝しつつ
これからは、フランス語の勉強を楽しむことにしよう。
コメント (1)
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