ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ルノワールな午後

2013年10月07日 18時17分00秒 | 音楽・アート
夏の暑さが戻ったこの週末、久しぶりに
神戸の旧居留地界隈をぶらぶら。
テラスのあるビストロ64でランチして、
ケーニヒスクローネでお茶して。



メインはシネ・リーブル神戸で上映中の
仏映画「ルノワール 陽だまりの裸婦」。
色彩や光、映像がとにかく美しくて
それ自体がルノワールの絵画のよう。



「現実の世界には悲しい出来事が一杯ある。
だから私の絵は、美しく愛らしいもので
なければならない。」

ルノワールの絵画にあふれる明るい色彩は
重度のリューマチで絵筆が握れず、
手に縛り付けて描く中での病や老いの悲しみ、
第一次大1戦の戦地に息子を送り出す苦しみ、
それらの裏返しだったのかもしれないな。
とすると、この映画は穏やかで美しい、
1つの反戦映画だったのかもしれない。
コメント
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