晩秋から初冬に差し掛かったこの時期に
長野から日光まで旅してきました。
早朝に特急しなのに乗って
最初に訪れたのは長野県の善光寺。
お戒壇巡りを終えて出てきたら、
ちょうど七五三のご祈祷が始まったため、
内々陣に架けられた龍の戸帳が上げられ、
仏様がおられるとされる、
瑠璃壇の内部を拝ませて頂けました。
そしてそのまま草津温泉へと大移動。
草津温泉に訪れたのは初めてだったから
「湯もみ」ショーもしっかり見てきました。
源泉が50℃以上もあるけど、水で薄めると
効能も薄まるから編み出されたんですって。
二日目は中学校の修学旅行以来という
日光東照宮を訪れました。
ぼんやりとしか覚えていないけれど、
以前はここまで鮮やかではなかったような。
この日はこの冬一番の冷え込みだったけど
大勢の外国人観光客で賑わっていました。
確かにここまできらびやかな世界遺産は
日本にはあまりないから、人気なのかも。
大河ドラマで活躍中の家康公が
今もここからこの国の安寧を
見守っておいでなのかしら。
最後の日は軽井沢まで足を延ばしました。
これは避暑地としての軽井沢の礎を作った
宣教師ショーが建てたショー記念礼拝堂。
旧軽井沢銀座通りの賑やかさとは裏腹に
小さな素朴な教会はひっそりと
木立の静けさの中で佇んでいました。
散策していたら偶然出くわしたのが
美智子様と上皇様の思い出のテニスコート。
昭和生まれの私には何だか感慨深い。
それにしても暑い夏の間だけ
こんな場所で過ごせたらどんなに素敵かしら。
お宿では朝にはすっかり雪景色だったし、
浅間山も真っ白な雪をかぶっていて、
冬の訪れを感じながらもお天気に恵まれ、
またわたしの日常に帰ってきたのでした。