休日にポートライナーで海を渡って、
神戸ゆかりの美術館で開催されている
萩尾望都さんのSF原画展へ行きました。
会場に着く前からウキウキ気分全開。
入り口で出迎えてくれたのは
「百億の昼と千億の夜」の阿修羅と
「スター・レッド」のレッド・セイ。
中学生頃の多感な少女だった私が
心の奥底から、一気によみがえる。
萩尾望都さんの作品は70-80年代頃の
比較的初期の作品が好きで
「百億の昼」も「レッド」もギリギリ。
この頃から次第に絵のタッチも物語も
少女漫画的な繊細で豊かな抒情性から、
よりユニセックスなSFへとシフトしていったから。
「百億の昼」なんて原作は光瀬龍さん。
この阿修羅のタッチもそうだけど
当時の少女漫画の範疇からは逸脱気味。
でもまだ微かに残る抒情性が好きだった。
「銀の三角」「マージナル」あたりが
萩尾望都さんとの蜜月の終焉だったかも。
初期の頃の展示作品を見ながら
あの頃はこういう女性に憧れてたのに
結局私は私にしかなれなかったな、と
切なく昔の夢を思い出したり。
中期以降の展示作品を見ながら
「ポーの一族」や「トーマの心臓」など
わたしの大好きだった作品世界から
萩尾作品が次第に離れ始めた頃の寂しさが
これまた切なく思い出されたり。
別れた昔の恋人と再会し、涙しながらも
あの頃の自分たちはもうどこにもいないことを
改めて感じざるを得なかった・・・そんな気分。
だから思い出って、いつも甘くてほろ苦い。
でもそんな思い出がわたしは愛おしいし、
これからもずっと胸に温めていたいと思います。
神戸ゆかりの美術館で開催されている
萩尾望都さんのSF原画展へ行きました。
会場に着く前からウキウキ気分全開。
入り口で出迎えてくれたのは
「百億の昼と千億の夜」の阿修羅と
「スター・レッド」のレッド・セイ。
中学生頃の多感な少女だった私が
心の奥底から、一気によみがえる。
萩尾望都さんの作品は70-80年代頃の
比較的初期の作品が好きで
「百億の昼」も「レッド」もギリギリ。
この頃から次第に絵のタッチも物語も
少女漫画的な繊細で豊かな抒情性から、
よりユニセックスなSFへとシフトしていったから。
「百億の昼」なんて原作は光瀬龍さん。
この阿修羅のタッチもそうだけど
当時の少女漫画の範疇からは逸脱気味。
でもまだ微かに残る抒情性が好きだった。
「銀の三角」「マージナル」あたりが
萩尾望都さんとの蜜月の終焉だったかも。
(出口にはゆらめく炎の中に立つ阿修羅)
初期の頃の展示作品を見ながら
あの頃はこういう女性に憧れてたのに
結局私は私にしかなれなかったな、と
切なく昔の夢を思い出したり。
中期以降の展示作品を見ながら
「ポーの一族」や「トーマの心臓」など
わたしの大好きだった作品世界から
萩尾作品が次第に離れ始めた頃の寂しさが
これまた切なく思い出されたり。
別れた昔の恋人と再会し、涙しながらも
あの頃の自分たちはもうどこにもいないことを
改めて感じざるを得なかった・・・そんな気分。
だから思い出って、いつも甘くてほろ苦い。
でもそんな思い出がわたしは愛おしいし、
これからもずっと胸に温めていたいと思います。
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