ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

佐渡裕さん、おめでとう!

2010年05月13日 10時04分00秒 | 音楽・アート
昨夜は職場のインターンさんの送別会。
ドイツに帰る彼女に、純日本料理を味わって欲しくて、
滅多には行けない、神戸吉兆へ行くことに。
器の美しさといい、季節感あふれる盛り付けといい、
繊細で上品なお味といい、さすがは吉兆。
灘の大吟醸と共に、日本の美しい想い出となりますように。

そして帰宅後、佐渡裕さんがベルリンフィルの
来年5月の定演の指揮者に指名されたニュースを知り、
わたしも思わず、力いっぱいバンザーイ!
いつか世界の大舞台に飛び出す方だと信じていたけれど
まさかベルリンフィルで振るチャンスが来るとは。
すごい、すごい、佐渡さん、すごい。
もう他のことなんかどうでも良くなる程、うれしくて。

(佐渡さんがこの楠のように、大きく枝を広げますように)

ただ、これまで身近に感じていた佐渡さんが、
近い将来、手の届かぬ人になってゆきそうで
ちょっぴり、さみしい気もするけれど。
佐渡さんの夏のオペラを、あの炎の第九を、
そして佐渡さんの指揮で歌う一万人の第九を、
わたしはあと何回、味わえるのかしら。
寂しくても、一瞬一瞬をしっかりと心に刻んで
佐渡さんの未来に、心からの祝福を贈らなくちゃ。

奇しくも今日は、佐渡さんのお誕生日。
ベルリンフィルからの素晴らしい誕生日プレゼントは
わたしだけでなく多くの佐渡ファンにとっても
大きな大きな、超特大のプレゼントになりました。
来月の佐渡オペラが、より一層楽しみ。
そしてベルリンの親元に帰るインターンさんに
佐渡さんのこと、くれぐれもお願いしておかなくちゃ。

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武庫川散歩

2010年05月09日 21時55分00秒 | 趣味
母の日の今日、初夏のようなお天気で
武庫川沿いは、どこも美しい緑のハーモニー。
風もあまりなく、水面にまで写る新緑がきれい。



今はニセアカシアが満開で、
ここかしこに甘い匂いがふうわりと漂い、
薫る五月の風の中で、思い切り深呼吸。



あれぇ、川面を見ると何かいるみたい。
ビーバーってこともないだろうし
ネズミにしちゃ大きいから、ヌートリアかな。
暖かな陽射しの中気持ちよさそうに泳いでいました。



部屋の中で過ごすのも大好きだけれど、
こうして緑いっぱいの武庫川沿いを散歩すると
心が解き放たれる気がして、心地良い。
風も、木も、草花も、葉っぱも、
何だかみんな、目にも肌にも、優しくて。



ゆっくり過ぎる時を味わうには一番の場所。
来るたびに幸せな気分になれる場所。
また、何度も、何度も来よう。
自分が、大きな自然のごくちっぽけな一部になって、
景色の中に溶けていきそうな、心地良さを味わいに。

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英語俳句コンテスト

2010年05月07日 22時06分00秒 | 趣味
実はひそかに職場内で結果が待たれていた、
外務省主催の、日・EU英語俳句コンテスト。
「日本と欧州」をテーマとした俳句という難題ながら
最優秀賞受賞者は、松山市道後温泉に招待とのこと。

そして今日、ついに待ちに待った受賞作品の発表
最優秀賞に選ばれたのは、こちら。

Unfolding a map
the cherry petals connect
Europe and Japan
---Eduard Tara (Romania)

わたしが俳句風に訳すとしたら
「日欧を 花びらが結ぶ 地図の上」、かな。
なるほど、なかなか詩的な作品かも。

Autumn in Kyoto
Was brought to my mind
By the splash of burgundy
---Pavel Gromov (Lithuania)

「京の秋 思い起こせり 葡萄酒に」、のあたりかな。
ワインの赤と京都の鮮やかな錦秋を並べるとは
こういう手があったか、と思わせる技巧派。



ただ入選作の中には、今ひとつ良く分からないものも。
作者の名誉のために、名前は伏せておくけれど。

A little sad that
Hot spring in Europe is not
warm enough for Japanese

直訳すると「ヨーロッパの温泉は、日本人にはぬるくて残念」
俳句風に頑張っても「哀しきは 欧州の湯の ぬるさかな」
ええと、これって単なる不平みたいだけど・・・俳句?
ごめんなさい、かなり笑わせてもらっちゃった。
俳句は奥が深すぎて、わたしの理解を超えるみたい。

外務省の方も、面白い企画を考えるなあ。
わたしの「いつかはやりたいことリスト」の1つは
俳句じゃなくて短歌なのだけれど、
第二弾があったら、道後温泉目指そうかしら。

コメント (2)
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人生の贈りもの

2010年05月04日 20時50分00秒 | 友人・仲間
わずか3日間のわたしのGWはあっという間に終わり、
今日から、早くも通常業務開始。
世間では、どこもにぎわっているんだろうなあ。

昨日は、東京から帰省している友人と
三宮のToothToothで久々に再会しました。
積もりに積もった話を次から次へと話していたら
気がつけば5時間近くも話し込んでしまって。

(屋上の庭園に面した、テラス席もあるレストラン)

元職場の同僚だけに、仕事の話も通じる上に、
まったくもって、見栄も虚勢も無縁な間柄。
ざっぱざっぱ話し、ざっぱざっぱ意見を言い合う中で
元気も、刺激も、笑顔ももらって、会えてよかった。
再来週は、カナダから一時帰国中の友人ともランチの予定。
彼女とも話したいことが山盛りで、待ちきれない気分。

最近つくづく感じるのは、人生の最高の贈り物や宝物って、
いつかは壊れたり、失われたりする物質などではなく、
人と人とのつながりや、共に過ごした時間だって。
幸せでいるためには、それさえあれば十分だって。
心の中に「ありがとう」をいっぱい抱えて、さあ明日へ。

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美しい五月

2010年05月02日 13時07分00秒 | 花・自然
金曜日かなりがびょーんな出来事があって
色んな思いでごった煮になった夜を過ごしたけれど
こうして休日に晴れ渡った外に出てみると、
ああ世界はまだ、こんなにも美しいなあ、って。
かしこに、春を愛おしむように咲き乱れる花々。



よく見ると、この葉っぱはハートのかたち。
風に揺れるたび、「だいじょうぶだよ」、
「心配ないよ」って言ってくれているみたい。



ランチに行った、駅のそばのイタリアンレストランでは
天使のような2歳の男の子と、4ヶ月の赤ちゃん連れの
イギリス人のご一家と、言葉を交わしながら。
ここの窯焼きピザは、どんな時でもやっぱりおいしくて。

(好みで蜂蜜をかけて頂く、ゴルゴンゾーラ)

うつむきがちな心を開けば、五月の光が差し込んできて、
花の香りの風が、優しく通り抜けてゆく。
ああ、やっぱり世界って、こんなにもこんなにも美しい。
「変えられないものを、受け入れる心の静けさ」を
この美しい五月の光の中で、得ることが出来ますように。

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