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連日続く、猛暑。京都の町の散策に毎日のように出かけるミモロも、さすがにダウン。

「暑くて、頭がクラクラする・・・フー」。外出から戻ったとたん、バタンと倒れてしまいました。
氷で頭を冷したり、団扇で風を送ったり・・・。ミモロ大丈夫?

「もうダメかも・・・」ちょっと大げさなミモロです。
でも、しばらくして、気を取り戻したミモロは、まずはシャワーで汗を流します。

「アー気持ちいい!」汗だくになっていた全身の毛も、さっぱり。
汗臭さも解消です。「えー臭かったの?ショック・・・・」。でも、もう大丈夫、石鹸の匂いがする。
シャワーの後、「もっと涼しくなりたい」と、ミモロが向ったのは冷蔵庫。
ドアを開けて、顔を冷しています。

「これ一番、涼しいんだよねー」。コラ!冷蔵庫が冷えなくなっちゃうでしょ!
まぁ、冷したい気持ちはわかります。できたらやりたいくらいです。
「ここも楽ちんなの・・・」と野菜室に座るミモロ。これは、ミモロだけしかできない技。

「ちょっとお尻だけ冷たくなっちゃうんだけどね・・・。あんまり長く座っていると、お腹こわしちゃうかも・・・」
そんなことをしなくても、京都には、昔からこの時期の暑さを凌ぐためのステキなお菓子があるんです。
それは、「水無月」。京都の和菓子屋さんでは、毎年6月になると売られる夏限定の和菓子です。

特に「氷の節句」でもある6月30日は、夏の疫病と水害を除く「大祓い」という茅の輪をくぐる祭事が
市内各所の神社で行なわれます。
「水無月」もそんな暑い夏のお菓子。昔、この時期に氷を口にすると夏バテしないといわれたそう。
でも、当時、氷を口にできるのは、ごく一部の高貴な人たちだけ。庶民は、そこで氷をかたどった和菓子を作りました。
だから、「水無月」は、白い外郎生地に小豆をのせたもので、三角形の形が定番。
とんがった氷に小豆餡がのった様子です。これで庶民は、夏バテを祓ったんですね。
冷蔵庫で、しばらく冷した「水無月」は、喉越しも涼やかで、ほんのりした甘さが疲れを癒します。
「夏は、これだね!」
氷を抹茶と一緒にいただくミモロは、さっきまで、あんなに苦しそうだったのが嘘のよう。
「また暑くなったら、冷蔵庫に行こう!」。もうダメですよ、ミモロ。