7月23日の夜、ミモロは、お出かけの準備。
どこに行くの?
「あのね、伏見稲荷大社で、たくさんの提灯に明かりを灯す『宵宮祭り』があるって、
地下鉄の吊り下がり広告に載ってたの・・・」
ミモロの情報源は、地下鉄の広告、広報や地元の新聞です。
そこで、23日、
18時ごろを目指して、伏見稲荷大社に出かけたミモロ。
すでに駅から続く、参道も、赤い提灯が連なっています。
「わー全部、赤い提灯。なんか不思議な景色だねぇ」
境内中に赤い光に満ちて、ミモロの体も赤く染まっています。
この灯りは、伏見稲荷大社の宵宮祭に引き続く『万灯神事』と『奉灯行事』。
家内安全と商売繁盛を祈願する本宮祭。神様に感謝を示すために、境内に何千という数の
赤い提灯を灯します。
境内のキツネも赤い提灯に囲まれて、うれしそう。
ともかく、そこらじゅうに赤い提灯が下がっています。
もちろん、あの赤い千本鳥居にも、赤い提灯が連なり、いっそう幻想的な雰囲気。
ミモロも千本鳥居を通り、奥社奉拝所へ。
「昼間だって、ちょっと不思議な感じがするけど、夜は、いっそう・・・・ゾー」
そういいながら、ミモロは、急いで鳥居を通ります。
参拝もそこそこに、また足早に千本鳥居を通過。
どうもミモロは、キツネが苦手なよう・・・まぁネコですからねぇー。
「なんかキツネさんたちに見られているみたい・・・・」
遠くに光る赤い提灯の光が、まるでキツネの目のように見えたのでしょう。
何百匹のキツネに見られているみたい・・・とミモロは、思ったようです。
参拝を終えて、電車の駅に向かいます。
「なんか急いで歩いたら、お腹すいちゃった!」
そこで、途中、お蕎麦屋さんで、キツネうどんを一杯。
「お揚げが甘くておいしいね!」
さっきまでのちょっと引きつったような顔も緩み、ホッとした様子。
「あのー、おいなりさんをお土産に包んでくださーい」
しっかりお土産も注文したミモロです。
*夜なので、写真が上手に撮影できなくてすみません。