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京都に戻ったミモロを待っていたのは、夏の風物詩、祇園祭です。
いよいよ宵山もすぐ。ミモロ、準備は大丈夫?
「あ、団扇がない!祇園祭は、暑いから団扇や扇子は、必須アイテム・・わーどうしよう・・」
そんな時、ミモロに浴衣作りを教えてくださった赤塚靖枝先生から、
「団扇作りを教えますけど、ミモロちゃん来る?」との嬉しいお誘い。
毎月9日に、ZEST御池で開催される展示会に出かけることに。
もう通いなれた道。ミモロは、浴衣を着て、出かけます。
では、さっそく団扇作りに挑戦です。

体の小さなミモロが持つように、とても小さな団扇を作ります。
材料は、細い針金(フラワーアレンジメントに使用するようなもの)を使います。
団扇のポイントは、図柄。布のどの部分を使うかで、団扇の印象は大違い。
ミモロは、布のガラを見ながら、完成した団扇をイメージしているよう。
団扇のガラが決まったら、その部分を3ミリほど多めに切り取ります。
裏表、2枚の布を作ります。(裏表で、ガラを違えると2種類の団扇になって、いいですね)
その前に、切り取るガラの上に両面テープを接着。
それから切り取ると簡単で、しっかりします。
そして、団扇の形に作っておいた針金に、2枚の布を合わせて貼り付けます。
ミモロは、2つの団扇を作りました。

完成した団扇を帯に挿してポーズを取るミモロ。
「どう?似合う?」

ちょっとすまし顔のミモロ。なかなか色っぽいですよ。
「下駄も脱げちゃうから、どうしたらいいですか?」
以前、買った小さな下駄。でもミモロの足では、すぐに脱げてしまいます。
「じゃ、後ろにゴムバンドをつけましょうね」

ゴムをつけた下駄が完成。
「どう、履き心地は?」

赤塚先生に履かせてもらいます。
「うーん、ちょっとキツイけど、なんとかなるかも・・・」

「あら、いいんじゃない?かわいいわよ、ミモロちゃん」

完成した団扇と下駄をつけたミモロは、照れながらも嬉しいそう。
「さぁ、祇園祭に出かけなきゃ!」いよいよミモロの祇園祭デビューです。
祇園祭は、今年は、週末に宵山と山鉾巡行を迎えます。
そのため、四条通と烏丸通は、歩行者天国状態に。
山鉾が、建ち並ぶ室町通、新町通などは、歩行者も一方通行に。
通りには、さまざまな屋台や通りに面した商店の出店なども並び、
もう身動きができないほどの混雑が予想されます。
でも、年に1度のお祭り。壮麗な山鉾の姿は、ぜひ見たい日本の文化のひとつです。
当日は、かなりムシムシした状態。熱中症にくれぐれも注意してください。
ハイライトの山鉾巡行は、
17日9時から、長刀鉾を先頭に四条通→河原町通→御池通→新町通へと廻ります。
14日からは、宵山で通りに立つ山鉾では、祇園囃子が鳴り響き、祭り情緒もいっそう。
そのそばでは、貴重な屏風や家宝を飾る家も拝見できます。

「わー見るものが、いっぱい!急がなくちゃ・・・」
急に慌てるミモロですが、あまりいろいろ一度に見ようと欲張らず、
祭り自体の雰囲気を楽しむことも大切です。