ブログを見たらクリックしてね
7月17日の山鉾巡行の前夜は、宵山と呼ばれ、通りに山鉾が明日に備え準備を整え、立ち並びます。
次々に、32基ある山鉾を見て回るミモロ。
でも、ときどき「今、どこにいるのかわからなくなっちゃう・・・。あれ、これは前に見たことがある・・・」
あんまり一度に見たので、なんだか混乱しているみたいです。
「山と鉾には、すごく似てるものがあるんだもの・・・」
そうミモロがいうように、曳山という人が縄で引っ張るスタイルの山鉾は、とても似ています。
その簡単な見分け方のひとつは・・・屋根の上の飾り。
上は、月鉾、下は、南観音山。ちょっと見にくいですが、山の上には、松の木が聳えています。
いっぽう、鉾の上は、その鉾の名を象徴する鉾頭(月鉾からお月様)が先頭にあるんです。
そして、横に張り出したように榊がついています。小さな傘鉾でも、ちゃんと鉾がついているし、山には、松の木が見えます。
マップを見ながら、あちこち歩き回るミモロです。
今回は、見たものの中でも、ミモロにとって印象的なものといえば、この鉾。
「この鉾すごいね。ほかの鉾と違って、船の形をしてるんだ」
「船鉾」は、舳に金色の大きな鶏の像、そして舵には、龍が描かれ、本当に豪華な船。
「宝船みたいだねー」。
そうなんです、すべての山鉾に共通するのは、龍、鳳凰、天女など福を呼び込む吉祥紋がいろいろな部分に施されていること。
「山鉾を見て回るだけでも、強運になる気がする・・・」と、ミモロ。
おめでたい文様に彩られた山鉾が町を巡行することで、町全体の厄を払い、幸せで包んでくれるんですね。
また、山鉾が立つそばでは、家宝や祇園祭にまつわる品々が展示されています。
「まるで、町中がギャラリーみたい・・・それぞれの品のことがもっとよくわかるように、だれか説明してくれるといいのになぁー」
展示物のそばには、説明書きがありますが、「文字が小さいし、暗いから読むのめんどくさい」と思うミモロでした。
次々にいろいろな山鉾を見て歩くミモロ。
「ほんと、みんなまぜこぜになっちゃいそう・・・・やっぱり1回、来たくらいじゃ、よくわからないねぇ」
大きな傘が立つ「四条傘鉾」。「いろんな形があるんだねー」
ミモロのいう通り、観光客として1回来たくらいでは、とても祇園祭の魅力は、
よく理解できないでしょう。祇園祭は、7月1にちから31日まで行われる八坂神社の祭事です。
その中で山鉾が見られるのは、14日から17日の4日間といえるかも。
「全部、ちゃんと見るには、その4日間、毎日通わないとだめかも・・・」とミモロ。
今回は、まず全部見たというだけ。
「一か所に5分もいなかったと思う・・・ひとつひとつの山鉾に関しては、もっと勉強しないと面白さがわかんないかも。
でも、祇園祭というのが、すごく多くの人たちがかかわっていて、この雰囲気はいいねぇー」
通りを歩いていて、「あれ、この住所なんか面白い・・・菅大臣だって、菅首相みたい」
ミモロ、菅大臣とは、菅原道真のことで、それをお祀りした菅大臣神社がある町よ。もちろん菅首相とは無関係。
神社のあるところは、菅原道真が生まれた場所といわれ、「東風吹かば・・」の歌のモデルといわれる梅の花もここにあるそう。
明日は、いよいよ山鉾巡行。
でも、その前に、もう少し祇園祭のことを知りたくなったミモロです。