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夏のある日。ミモロは、大阪に住むお友達に「関空って来たことある?」と聞かれました。
「ううん、行ったことないよ。ぜひ行ってみたーい!」「じゃ、案内するわね」ということで、
さっそく、関西国際空港へ社会科見学に出かけます。
京都からは、直通の特急「はるか」で、1時間33分。(料金:自由席で3170円)


初めて乗る特急「はるか」。大きな荷物を持つ人のために、車内もゆったり。

「なかなか座り心地のいいシートだね。あ、駅弁買ってくるの忘れた・・・」
ランチは、飛行場でね。きっとおいしいものがたくさんあるわよ。
電車が動き出すと、ミモロは、外の景色に夢中。

街中を走る電車でも、ミモロにとっては、すべてが初めての景色です。

関西国際空港駅を降りると、そこはもう飛行場の中。

「こっちに行くと、国際線かぁー。海外にはここから行けばいいんだね」

ミモロは、海外旅行へ行く下調べをしているよう。
待ち合わせをしたお友達と会ったミモロは、
「あのーレストラン街は、どこ?」と、挨拶もそこそこに尋ねます。
駅弁を食べなかったから、お腹が空いているよう。
もう頭の中は、飛行機よりランチでいっぱいです。
「何を食べたい?」「うーん、大阪らしいものがいいなぁ」
お友達が連れて行ってくれたのは・・・国内線フロアのダイニングコート「町家小路」。
お好み焼きや、お寿司、ラーメンなど、カジュアルな食事が楽しめる場所です。
「わーみんな食べたいー迷っちゃう」。また、いつものようになかなか決められないミモロです。
フロアのあちこちを歩き回り、やっと足を止めたのがここ。

たこ焼きのお店「たこ昌」です。


「たこ焼き以外にも、いろいろあるみたい・・・」
料理のサンプルを前に、真剣なまなざしのミモロです。
ちっとも決められないミモロを見て、
「私に任せて・・・」とお友達。
やがて、ミモロの前に運ばれたのは、
鰹節がたっぷりかかったたこ焼き。ミモロの鼻息のせいでしょうか、
かすかに揺れて、まるで生きているみたい。

「大きなタコが入ってる。ソースとマヨネーズの味もよく合うね。アチッチ・・フーフーフー」
出来立てのたこ焼きを口いっぱいに・・・。
「お待ちどうさまでした」。店員さんが運んで来たのは、ミモロのために注文してくれたもの。
「これ、たこ焼きと違うの?ソースがかかってないだけ?」

「これは、明石焼よ。卵がたっぷりでフワフワなの。
そこのお汁にいれて食べてみて・・・美味しいわよー」とお友達。
「ホント、フワフワだー。なんか上品なお味・・・」
初めての明石焼が、ミモロはとても気に入ったようです。
「さぁ、飛行機を見に行こう・・・」
お腹がいっぱいになって、やっと本来の目的を思い出したミモロです。