晴天に恵まれた5月21日。この日は、全国各地で、金環日食が観測できるというので、ミモロも朝から、ソワソワと。
日食を見るには、特別のグラスが必要。「近所のコンビニでグラスを買わなくちゃ!」と、ハリキッテ、まずはコンビニへ。「あのー日食を見るグラスくださいー」とカウンターの人に。
「もう昨日、すべて完売しました…」「えー昨日の夕方は、たくさんあったのに…」カウンターの脇に山積みになっていた日食グラスです。
「どうしよう…直接、太陽を見ちゃダメなんでしょ…」すでに完売の日食グラス、ミモロは、がっかりしながら、見る予定だった「平安神宮」へ、肩を落としながら歩きます。
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時々、チラチラと太陽を見ては、「あ、少しずつ欠けてきたー」ミモロ、太陽を見ちゃだめよ…。
「うん、でも…」チラッと見ては、目を閉じるミモロです。
「平安神宮」には、すでに日食を見ようと、数人の人が…。大きなレンズを構えるカメラマンの姿も…。
「いいなぁー見られて…」そんな人を羨ましそうに眺めながら、ミモロは、本殿へ向かいます。
白砂が敷き詰められた境内は、曇りの日でも、白砂の反射で他よりも明るく感じられます。周囲には、高い建物はなく、空が一面に広がり、日食を見るには、絶好の場所。しかも、朱塗りの建物が境内を囲み、もし見えたら、とても素敵な景色のはず…。
「日食が見れなくても、ここで世紀の金環日食に立ちあえるなら、それはそれでいいやー」と、気分を切り替えたミモロは、本殿にまずは参拝を。
帰りかけたミモロ…日食グラスを目に当てて、観察している人のそばを通りながら、すごく羨ましいそう…。
「直接、見ちゃダメ…」と言いながらも、諦めきれないミモロは、チラリチラリと太陽を…。
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「あー目が痛くなっちゃったー」と涙目になっています。
そんなミモロの様子に気づいたアマチュアカメラマンの方が、「グラスないんですか…」「ハイ、もう売り切れだったの…」とミモロは、ポツリ。「よかったらこれ使ってください…」と、なんとポケットから日食グラスをミモロの前に…。「えーうれしい、ありがとうございます…」と、目を輝かせるミモロです。
さっそくご厚意に甘え、日食グラスを目に当てて、太陽を探します。
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肉眼では、小さくしか見えませんが、確かに一部が欠けた太陽が、オレンジ色に見えます。
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時間を追うように、欠けて行く太陽…。7:30頃、太陽は、まるで指輪のように見えました。
でも、周囲の明るさは、全く変わりません。
「なんだ、もっと暗くなると思ったのに…」皆既日食なら、一瞬周囲は暗くなりますが、金環日食では、全く明るさに変化はありません。
「今日が、金環日食の日だって知らなかったら、そのまま過ぎるね…」とミモロ。
お借りした、グラスから、太陽の観察を続けます。
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「もうすぐ終わっちゃう…」
(うまく撮影できなくてすみません)
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そばのアマチュアカメラマンさんも、カメラをしまい始めました。「あ、どうもありがとうございました」
と、慌ててお礼を言って、日食グラスを返します。ステキな思い出ができて、本当に感謝です。
「よかった、日食が見られて…平安神宮で見られて最高にしあわせ!」と、帰りの足取りは、軽やかなミモロです。「前は、平安時代だったんでしょ?平安神宮で見られてよかった…。でも平安時代には、平安神宮はなかったんだー。それに、昔は日食グラスなかったから、その時代の人は、今みたいによく見えなかったよね。あまり気が付かなかったかも…次に見るときは、もっとよく見える何かが開発されるのかな?」とミモロ。でも、そのころには、もうほかの世界に行っているはず…。
*どこで見ても、同じように観察される「金環日食」。でも、それを見る場所で、周囲の景色は違い、その趣は、異なるはず…。日食と建物などの両方を上手に撮影するのは、むずかしいこと。なぜなら、建物は逆光になって、暗くなってしまいます。写真にうまく撮影できなくても、心に残れば、それで十分…。あなたは、どこで見ましたか?
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日食を見るには、特別のグラスが必要。「近所のコンビニでグラスを買わなくちゃ!」と、ハリキッテ、まずはコンビニへ。「あのー日食を見るグラスくださいー」とカウンターの人に。
「もう昨日、すべて完売しました…」「えー昨日の夕方は、たくさんあったのに…」カウンターの脇に山積みになっていた日食グラスです。
「どうしよう…直接、太陽を見ちゃダメなんでしょ…」すでに完売の日食グラス、ミモロは、がっかりしながら、見る予定だった「平安神宮」へ、肩を落としながら歩きます。
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時々、チラチラと太陽を見ては、「あ、少しずつ欠けてきたー」ミモロ、太陽を見ちゃだめよ…。
「うん、でも…」チラッと見ては、目を閉じるミモロです。
「平安神宮」には、すでに日食を見ようと、数人の人が…。大きなレンズを構えるカメラマンの姿も…。
「いいなぁー見られて…」そんな人を羨ましそうに眺めながら、ミモロは、本殿へ向かいます。
白砂が敷き詰められた境内は、曇りの日でも、白砂の反射で他よりも明るく感じられます。周囲には、高い建物はなく、空が一面に広がり、日食を見るには、絶好の場所。しかも、朱塗りの建物が境内を囲み、もし見えたら、とても素敵な景色のはず…。
「日食が見れなくても、ここで世紀の金環日食に立ちあえるなら、それはそれでいいやー」と、気分を切り替えたミモロは、本殿にまずは参拝を。
帰りかけたミモロ…日食グラスを目に当てて、観察している人のそばを通りながら、すごく羨ましいそう…。
「直接、見ちゃダメ…」と言いながらも、諦めきれないミモロは、チラリチラリと太陽を…。
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「あー目が痛くなっちゃったー」と涙目になっています。
そんなミモロの様子に気づいたアマチュアカメラマンの方が、「グラスないんですか…」「ハイ、もう売り切れだったの…」とミモロは、ポツリ。「よかったらこれ使ってください…」と、なんとポケットから日食グラスをミモロの前に…。「えーうれしい、ありがとうございます…」と、目を輝かせるミモロです。
さっそくご厚意に甘え、日食グラスを目に当てて、太陽を探します。
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肉眼では、小さくしか見えませんが、確かに一部が欠けた太陽が、オレンジ色に見えます。
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時間を追うように、欠けて行く太陽…。7:30頃、太陽は、まるで指輪のように見えました。
でも、周囲の明るさは、全く変わりません。
「なんだ、もっと暗くなると思ったのに…」皆既日食なら、一瞬周囲は暗くなりますが、金環日食では、全く明るさに変化はありません。
「今日が、金環日食の日だって知らなかったら、そのまま過ぎるね…」とミモロ。
お借りした、グラスから、太陽の観察を続けます。
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「もうすぐ終わっちゃう…」
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(うまく撮影できなくてすみません)
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そばのアマチュアカメラマンさんも、カメラをしまい始めました。「あ、どうもありがとうございました」
と、慌ててお礼を言って、日食グラスを返します。ステキな思い出ができて、本当に感謝です。
「よかった、日食が見られて…平安神宮で見られて最高にしあわせ!」と、帰りの足取りは、軽やかなミモロです。「前は、平安時代だったんでしょ?平安神宮で見られてよかった…。でも平安時代には、平安神宮はなかったんだー。それに、昔は日食グラスなかったから、その時代の人は、今みたいによく見えなかったよね。あまり気が付かなかったかも…次に見るときは、もっとよく見える何かが開発されるのかな?」とミモロ。でも、そのころには、もうほかの世界に行っているはず…。
*どこで見ても、同じように観察される「金環日食」。でも、それを見る場所で、周囲の景色は違い、その趣は、異なるはず…。日食と建物などの両方を上手に撮影するのは、むずかしいこと。なぜなら、建物は逆光になって、暗くなってしまいます。写真にうまく撮影できなくても、心に残れば、それで十分…。あなたは、どこで見ましたか?
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