「可愛らしい仏像の作品展があるの…ミモロちゃん一緒に行かない?」と、5月のある日、お誘いを頂いたミモロは、作品展が開催された大本山金戒光明寺の塔頭「西翁院」へ向かいます。
お寺があるのは、平安神宮の北東に当たる黒谷町。市街地を見渡す山の一角にあるお寺です。
お友達といっしょに、丸太町通から、トコトコと坂道を上って、7分ほどの場所が目指す場所。
地元の人や、お墓参りなどに訪れる人が通る道は、観光客の姿はなく、静かさが漂っています。
というのは、この「西翁院」は、
ふだんは非公開のお寺。
門には、しっかり看板も。
でもその日は特別…このお寺に縁のある京仏師、樋口尚鴻さんの個展が開催されるので、中にはいることができました。
「可愛らしい仏像って、どんなだろ?」と、ミモロの心は弾みます。
「お邪魔しまーす」とミモロは、お玄関から本堂の中へ。さりがなく飾られた花がお出迎え。
「わーホント、小さな仏様がいっぱい…」と本堂に展示されている作品を見て、おもわず声が。
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ほっぺのふくらんだ愛らしい表情は、見る人の心にそっと寄り添うよう…。作品は、作者にどこか似てくるもの・・・作者の仏師 樋口さんと奥様のにこやかな表情は、やはり作品にそのまま映されているように感じます。
樋口さんの仏像は、一木造り。一本の木からさまざまな表情で生まれてくる仏様です。伝統的な様式の仏様のほかに、穏やかな表情の童子などが、樋口さん独特の世界を表現しています。
「あ、小さなウサギが頭に乗ってる仏様がいるよー」とミモロ。
「玉兎観音像」で墨絵の作品にも同じモチーフが登場します。
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「玉兎」(ぎょくと)は、仏教や道教の影響を受けた伝説に登場する月に住むウサギ。役に立つため、身を犠牲にした健気なウサギを、月に住まわせたという伝説に由来するもの。「へーこのウサギさんは、かわいいだけじゃないんだー。人のためによーく尽くしなさいって意味をあるんだね…」と、ウサギを見る目が変わったミモロです。
「西翁院」のさまざまな場所に置かれた作品は、その場の雰囲気をいっそう温かにしているよう。
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緑が、清々しいお庭にも、小さな童子の姿が…。
何かを祈っている姿は、無垢な清らかさと健気さが漂っています。
「あれー飛んでる子がいるー」とミモロが見上げたのは、木に手ぐすでつられた童子。
まるで空を舞うように見える姿です。
木像のほかに墨絵も多数展示されていました。
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「どうだった?本当に、心が丸くなるような感じになる仏様たちでしょ」と、前回の個展も訪れたという方。
「ハイ。なんか、やさしい気持ちをいっぱいもらったみたいです」とミモロの顔にも、笑みが浮かんでいます。
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お寺があるのは、平安神宮の北東に当たる黒谷町。市街地を見渡す山の一角にあるお寺です。
お友達といっしょに、丸太町通から、トコトコと坂道を上って、7分ほどの場所が目指す場所。
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というのは、この「西翁院」は、
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門には、しっかり看板も。
でもその日は特別…このお寺に縁のある京仏師、樋口尚鴻さんの個展が開催されるので、中にはいることができました。
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「お邪魔しまーす」とミモロは、お玄関から本堂の中へ。さりがなく飾られた花がお出迎え。
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「わーホント、小さな仏様がいっぱい…」と本堂に展示されている作品を見て、おもわず声が。
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ほっぺのふくらんだ愛らしい表情は、見る人の心にそっと寄り添うよう…。作品は、作者にどこか似てくるもの・・・作者の仏師 樋口さんと奥様のにこやかな表情は、やはり作品にそのまま映されているように感じます。
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「あ、小さなウサギが頭に乗ってる仏様がいるよー」とミモロ。
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「玉兎観音像」で墨絵の作品にも同じモチーフが登場します。
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「玉兎」(ぎょくと)は、仏教や道教の影響を受けた伝説に登場する月に住むウサギ。役に立つため、身を犠牲にした健気なウサギを、月に住まわせたという伝説に由来するもの。「へーこのウサギさんは、かわいいだけじゃないんだー。人のためによーく尽くしなさいって意味をあるんだね…」と、ウサギを見る目が変わったミモロです。
「西翁院」のさまざまな場所に置かれた作品は、その場の雰囲気をいっそう温かにしているよう。
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緑が、清々しいお庭にも、小さな童子の姿が…。
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何かを祈っている姿は、無垢な清らかさと健気さが漂っています。
「あれー飛んでる子がいるー」とミモロが見上げたのは、木に手ぐすでつられた童子。
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木像のほかに墨絵も多数展示されていました。
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「どうだった?本当に、心が丸くなるような感じになる仏様たちでしょ」と、前回の個展も訪れたという方。
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