ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都五花街のひとつ「上七軒」。のんびりと味わう洋食、「上七軒歌舞練場」の「喫茶 茶ろん」。

2012-06-05 | グルメ

毎月25日に開催される北野天満宮の天神市に、やって来たミモロ。露店の品々をいろいろ見て回った後に、「ちょっとお腹空いちゃったー」と、いつもの一言が…。そこで、食べ物屋さんがある上七軒の町へと入ることに。


北野天満宮の東側につづく道沿いは、昔ながらの町家が軒を連ねる情緒ある場所。
そもそも上七軒の歴史は古く、文安元年(1444)に北野天満宮の一部が火災にみまわれ、時の将軍、足利義植が、細川勝元に命じ、社殿を再建させた折の残った木材を使い、東門の前に七軒の茶店を建てたのが、始まりとか。町の紋章は、みたらし団子。これは、秀吉が催した北野大茶会に献上したことに由来するものです。


現在、その町の中心にあるのが、舞妓さんなどが芸を磨く「上七軒歌舞練場」です。
ここ上七軒は、京都五花街のひとつで、舞妓さんや芸妓さんがいる置屋やお茶屋さんがあり、夜は、独特の艶やかな雰囲気が漂います。他の花街は、鴨川沿いにありますが、上七軒だけは、ちょっと離れた場所に。着物で栄えた西陣にほど近く、その旦那衆が通う場所でもあります。京都の繁華街から離れているため、夜は、観光客や若い人が少なく、大人が過ごす隠れ家的な花街とも言われ、太秦の撮影所にも近いため、芸能人や有名人が密かに訪れるとの噂も。


「上七軒歌舞練場」は、
明治30年ごろに建設され、現在の姿になったのは、昭和26年ごろだそう。
「ちょっと中に入ってみよう…」とミモロは、誰もいない建物へ。
中は、赤い絨毯が敷かれた廊下が続き、また太鼓橋も。
「建物の中なのに橋があるんだー。日本情緒がいっぱいだね」

建物は、和風の趣があふれてます。
春には、「北野をどり」、秋には「寿会」の公演も行われます。

「夏には、ビアガーデンもやって、観光客でも気軽に楽しめるんだって…」

さて、その一角にあるのが、『喫茶 茶ろん』。コーヒーなどだけでなく、洋食が味わえるレストランです。
ちょっとレトロな雰囲気の店内。

「あのーおすすめは何ですか?」とミモロは、お店の方に尋ねます。
「そうですね、人気は、オムライスやハンバーグなど…いろいろな洋食が揃ってますから、どれもおすすめですね」と。「うーん、迷っちゃうー。でもオムライスお願いします」と。

しばらくして、ミモロの前には、ふっくらとしたオムライスが。
ソースの香りが鼻をくすぐり、それは美味しそう…。お庭を眺めながら、のんびりいただくミモロです。ランチタイムは、近所の方々などでも賑わうそう。営業時間内なら、いつでも食べられるのが嬉しいところです。

*「上七軒歌舞練場」の詳しい情報は、ホームページで。
『喫茶 茶ろん』は、11:00~16:00 木曜休み オムライス(サラダ付)900円。ハンバーグ1200円など。
京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町742 電話075-461-0148(歌舞練場代表)



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