ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

夏の京都の町歩き。清々しい朝の散歩で出会う夏の京都の景色いろいろ

2012-06-29 | 京都

このところ夜更かしをして、朝早く起きられないミモロ。
「今年の夏も熱くなるんだって…熱中症にならないように、運動しとくといいらしよ。朝のお散歩やらなくちゃ!」というと、朝食前に、近所の散歩に出かけました。
(ちょっと気づくのが遅い感じ…今から熱中症対策に間に合うのかしら?)


「あ、お花が咲いてる…」古い町家の階段脇に、紫色の花を見つけました。

「アジサイも咲いてるよー」
「萩の花も…」
「近所にもお花がたくさん咲いてたんだー」と改めてお散歩の楽しさを思うミモロです。

「ちゃんとお花が飾られてる…」とミモロが手を合わせたのは、お地蔵様。
京都では、町のあちこちにお地蔵様の社があります。毎年、8月のお盆のころに、町内では、子供たちのためのお祭り「地蔵盆」が行われ、お菓子やおもちゃなどがプレゼントされたり、金魚すくいやシャボン玉などの遊びも行われます。昔は、子供の死亡率が高く、健やかに成長することを、お地蔵様にお願いする親心が伝わるお祭りです。

ミモロが、お地蔵様の前にいると、「ウォーウォー」と大きな声が響いて来ました。
托鉢に出るお坊さんです。京都に暮らすと、京都らしいいろいろな音が聞えてきます。このお坊さんの声もそのひとつ。お坊さんは、数人が一組に、それぞれのお坊さんが20メーターほどの間隔で、1列に連なって進みます。深い傘を被っているので、前のお坊さんは見えないよう。声を頼りに、角を曲がってゆきます。

過ぎて行くお坊さんたちをミモロは、しばらく見送っていました。
「京都らしいよねぇー」。

南禅寺方向に歩くミモロ。かつて南禅寺の敷地の大きさを感じさせる門が、道に。そこをマイクロバスが通過しています。
「わーギリギリ…ぶつからないかなぁー」と心配そう。
京都では、古い建物の方が、自動車やバスより大事。もし傷つけたら大変です。
きっと馴れたドライバーさんなのでしょう、無事に通過してゆきました。

その門をくぐったところで、お店が…。「なに売ってるんだろ?」とミモロは興味津々。
道に並べられたプラスチックケースの中には、キュウリやトマトなどのお野菜が。

近くの農家の方が、毎朝、朝どりの野菜をもって来ているそう。
「曲がってるキュウリ、トゲトゲがあって新鮮。トマトも大きくて美味しそう…困った、まだお散歩したいし…うー今日は我慢して、明日また来よう…」と、ちょっと心残りな様子で、さらに散歩を続けるミモロです。


*旅のポイント
夏の京都は、祇園祭をはじめ、いろいろな神社で夏祭りが行われたり、お寺では坐禅会も盛んです。祭りなどイベントがなくても、ただ京都の町を朝お散歩するだけでも、本当に京都に来てよかったと思う風情に出会います。神社やお寺の散歩は、できれば8時までに。空気がヒンヤリとして清々しさは格別です。





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コメント (4)
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