ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

『祇園 開陽亭」。大正時代からの味を受け継ぐ洋食店。祇園の舞妓さんも贔屓にする老舗の洋食。

2012-06-11 | グルメ

「京都って、洋食屋さんが多いよね。よかったー」とミモロ。ハンバーグやエビフライなど、気軽に味わえる洋食屋さんが、ミモロは大好き。よくランチに利用しています。

祇園でよく訪れるのが、歌舞練場の近くで、花見小路からちょっと西へと入った場所にある「祇園 開陽亭」です。

京都情緒あふれる界隈で、洋食屋さんと言っても、暖簾が下がる趣ある風情。


お店の前には、ランチメニューが写真入りでわかりやすく表示されています。
「今日は、どれにしようかな?」お店の前で、早くも悩み始めたミモロです。

ここ「祇園 開陽亭」は、大正4年(1915)に、祇園の置屋さんや歌舞練場などへの仕出しを専門にしていたお店を前身にしています。当時、珍しい洋食の店。のれん分けで、ここの場所には、昭和34年に開業したそう。
初代以来の親しみやすい洋食の味は、祇園の舞妓さんや芸妓さんたちに愛され続けています。


ミモロは、食べるものを決めたよう。さっそく中へと入ります。


「あのーランチお願いしたいんですけど…」とミモロは、声を。
店内には、掘りごたつのように足が伸ばせるテーブル席が、並んでいます。


「あのー洋食弁当をお願いしまーす」と、ミモロは、店の看板メニューのひとつを注文。
しばらくして、ミモロの前には、三段重ねの重箱とお味噌汁が運ばれました。

「キャー、ちょっと今日は贅沢しちゃった…」と、目の前の三段の重箱を、嬉しそうにひとつひとつ開けて行きます。


「わーいろいろ入ってるーミモロが大好きなものばっかり…」
エビフライ、白身魚のフライ、カニコロッケなどの3種類のフライ、フィレステーキ、サラダ、ご飯などが詰まったお弁当です。(\1890)

この「洋食弁当」は、初代が、幕の内弁当をヒントに考案し、洋食弁当の元祖のようなもの。

「ねぇ、もう食べていい?」
もう待ちきれないミモロです。


「なんか、温かい感じの洋食弁当だよねー。どれも美味しい…モグモグ」。

おしゃれなフレンチやイタリアンが人気のこの頃。でも、日本の味にアレンジされた洋食というカテゴリーは、とても親しみやすいもの。
「舞妓さんや芸妓さんたちが、食べやすいように一口サイズに切った食材ややわらかいお肉などを使用して、『お箸で食べられる洋食』になっているんですよ。飽きのこない味付けが、うちの特徴…」と、ご主人の別所延秀さんと奥様の笑顔がステキです。


「ミモロのお口も小さいから、食べやすい…」と。ご年配の方にもおすすめです。

ほかに、オムライスやチキンカツカレーなども、ランチの定番。

祇園でのランチに、おすすめの1軒です。

*「祇園 開陽亭」京都市東山区祇園町南側570-120 電話075-561-6451 営業時間:12:00~15:00 17:00~21:00 火曜休み 



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