ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

日本伝統の技に挑戦。「今村妙子先生の組紐教室」で作るステキな帯締め

2012-09-05 | 体験

友禅の老舗「高橋徳」で行われている「今村妙子先生の組紐教室」の体験コースに参加したミモロ。

いよいよ実際に組紐に挑戦です。
組紐初体験のミモロは、一番基本的な組み方を学びます。

まずは先生がお手本を…

左手で向こう側の糸を、右手は手前の糸を指に掛ける感じで、反時計まわりに動かして、場所を移動させます。次に、右手で向こう側の糸を、左手で手前の糸を同じよう指に掛けて、今度は時計回りに動かします。

サッサと糸を動かす様子を見たミモロ「なんか簡単そう…」と。
「では、ミモロさん、やってみてください」「ハーイ」
まずは、先生の膝に乗って、糸を動かします。


「そう糸はあまり上に持ち上げないようにね」

「大切なのは、糸の中心をずらさないで、糸を移動させること。そして、手を動かす方向を間違えないでね」
「ハーイ、頑張りまーす」とやる気満々のお返事。

ところが、一見簡単そうな動作ですが、初めてのミモロは、なかなかスムーズに動かせません

「あれ、中心部分がずれてる気がする…。えーっと次は、どっちの糸を動かすんだっけ…なんかわかんなくなっちゃったー」と、動作は止まりがち…。

それでも一所懸命に、黙々と糸を動かし続けます。

「どんな具合ですか?」と、先生がミモロの様子を見てくださいました。
「あらー。糸の動かす方向が、途中から違ってますねー。糸の目が、おかしくなってますよ」

「えーそんなー。どうしよう…」心配そうに先生の手元を見つめるミモロです。
「では、間違ったところまで、解いて、もう一度組み直しましょうね。できますか?」と、
「うーせっかく頑張ったのにークスン…でも…ちゃんとしたの作りたいから、もう一度やり直します…」と、気をとり直し、再度組み始めることに…。

ミモロは、休憩するのも忘れて、ひたすら組紐づくりへと没頭。


しばらくして、台の下には、組んだ紐がミモロが望む長さまで垂れ下がりました。

「先生ー。できましたー!」と、大きな声で先生をお呼びします。


「どれどれ…はい、今度は上手に組めてますよー。では、台から外しましょうね」

「よかったー。きゃーできたー」と嬉しそう。
組紐の端の始末を先生にお願いします。「わー素敵…」自分で初めて作った組紐をいとおしそうに見つめるミモロです。


「ハイ、完成でーす。ねぇ見てーステキな組紐でしょ!」と満足そうな顔。


ところで、その組紐は、何になるの?携帯ストラップ?イヤリング?チャーム?

「違うよーこれはねー」と言うと、できた組紐を手にミモロは、別室へ。

「ジャーン!」
和服に着替えたミモロの帯をよく見てください。

そう、帯締めです。
ミモロは、帯にピッタリの上質の帯締めが欲しかったのでした。

「これで完璧!わーすごく締めやすい…」とミモロ。
総絞りの振袖に、西陣の帯、そして上質の絹でできた帯締めで現れたミモロ。
すべてミモロの手づくり…。京都に来てから、和裁のお教室で作った振袖と帯。そして今回の帯締め。ホント完璧です!

嬉しくてたまらないミモロは、「高橋徳」の建物の中を歩き回ります。
お店の方に出会うと「ねぇ、見てー。これミモロが作ったのーすごいでしょ!」と、できたばかりの帯締めを自慢しています。ミモロ、まだ袷の着物を着るのは早すぎよ。秋になったらねー。


「早く秋にならないかなぁー」秋が待ち遠しいミモロです。

*お教室に通われている生徒さんは、ご自分の帯締めをはじめ、お母様へのプレゼントを作ったり、お祝いに差し上げるお品として作られています。習いはじめて半年という皆さんは、ナカナカの腕前。一度、作り始めると夢中になってしまうそう。自分で作った帯締めは、締め心地もよく、一生大切にしたくなる品です。ぜひ、京都に来たら、体験してみてください。時間を忘れてしまう楽しさが…。

*「今村妙子先生の組紐教室」の詳しい情報は、「高橋徳」のホームページで。






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コメント (1)
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