京都から神戸に行き、そこからジャンボフェリーに乗ってやってきた瀬戸内の小豆島。
ここは、壺井栄の小説「二十四の瞳」の舞台として知られています。
小説のモデルとなった小学校を見学した後、ミモロは、昭和62年に、田中裕子さんの主演で製作された映画のロケのオープンセットが保存されている「二十四の瞳映画村」へ。
ここは、先ほど訪れた「島の分教場」の小学校から、南へ600メートルほどの海岸沿いにあります。
約1万平方メートルの広い敷地に、大正・昭和初期の瀬戸内の村の様子が再現され、まるでタイムトリップしたよう。
村の中心部には、川が流れ、その周辺に民家など約18棟が建てられ、当時の生活が体験できるようになっています。
「あのねー、ところで『二十四の瞳』ってどんなお話なの?」と、ミモロはちょっとためらいがちにたずねます。
小説の名前は知っているものの、実はあまりストリーを知らないというミモロのような方のための…。
ここでちょっと「二十四の瞳」のストーリーを…
舞台は、昭和初期の瀬戸内の小さな村。そこに大石先生という女先生が、赴任。島の12人の子供たちとの交流がお話の軸に。時は戦争へと進み、成長した子供たちも、いやおうなく戦争へと巻き込まれて行きます。そして終戦後、再び島を訪れた女先生と再会する当時の子供たち。戦時中という厳しい時代の中でも、明るく無邪気な子供たちと、戦争の悲劇が瀬戸内の小さな島で描かれています。
「うーあまり・・よくわかんないけど…」とミモロはポツリ。
そんな人のために、映画村には、「松竹座映画館」があり、常時「二十四の瞳」の映画を上映しています。
さぁ、村の中を歩いてみましょう…。
島らしい細い路地があったり、畑があったり
昔懐かしいボンネットバスもありました。
「ブブー右に曲がりまーす」と、運転手さん気分のミモロ。
「昔は、こういうお家に住んでいたんだー」と、当時の生活用具が展示されたお家を見学。
「わー気持ちいいー」
小島が浮かぶ青い海が目の前に…瀬戸内らしい穏やかな景色です。
「もっとよく見たいなぁー」と、ミモロは、望遠鏡をのぞきます。
村の一角には、壺井栄生誕百年記念に作られた「せんせあそぼ」の銅像も。
ミモロも子供たちといっしょに遊びます。
映画村を歩き回ったミモロ「喉が渇いたー」と、売店へ。
牛乳で喉を潤すことに。
「ふー美味しかったー」と口のまわりを牛乳で白くしながら、ホッとした様子。
でも…「うー誰かに見つめられてる気がするー」と…。
ふとそばの川に目をやると、大きなコブダイがミモロを見つめていました。
「わーこの川には、海の魚が泳いでるんだー」
京都では、いつも池の鯉を見ているミモロはビックリ!
「美味しそう…」ミモロの魚を見る視線が変わります。
さて、いままでは「二十四の瞳」が小豆島を代表する作品でしたが、今注目されているのは、テレビドラマでも放映され、映画化された「八日目の蝉」。
誘拐された子供が、見つけられる場所が、ここ小豆島です。
「本当に気持ちがいい場所だねー。ここで暮らしたら心が穏やかになるねー」と、海を眺めながら思うミモロでした。
さぁ、次は小豆島の産物を見に行きましょう…。
再び車に乗って、海岸線を走ります。潮風が、ミモロの毛並を爽やかに吹き抜けます。
*「二十四の瞳映画村」香川県小豆島田浦 電話0879-82-2455 開村時間:9:00~17:00 11月のみ8:30~。入村料:大人700円。小学生300円
詳しくは、ホームページで。
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