神戸港から、小豆島に向かうため、「ジャンボフェリー」に乗り込んだミモロ。
久しぶりの船の旅に心も踊ります。
ミモロの乗るフェリーの後ろを、やはりフェリーでしょうか、大きな船が続きます。
瀬戸内海は、昔から貨物や人の搬送の大切な海路。海軍の基地も、多数あった所です。
「きっと戦艦大和や大きな軍艦もここを進んだよねー。何隻もの軍艦が一斉に進む様子は、すごい迫力だったんじゃないかなぁー」と、この夏、テレビで海軍もの番組を見たミモロは、そのイメージを蘇らせているようです。
「まもなく明石海峡大橋を通過します」とのアナウンスが船内に流れました。
「あ、あの橋だー」
ミモロの目の前に、大きな橋が迫ってきます。
「わー大きいー」橋の真下を通過。その迫力に圧倒されているみたい…
さて、1998年に完成した、神戸市と淡路市の間を結ぶ明石海峡大橋は、全長3911メートル、中央の吊り下がっている部分の長さは1991メートルと世界最長のつり橋です。主塔の高さは、海面から298.3メートルと、周囲に高い建物がないので、あまり高く感じませんが、日本で5番目の高さを誇ります。
人や物を渡すだけでなく、この橋は、水道管、高圧送電線、通信用ケーブルなども収納されていて、淡路島のライフラインともなっています。
さすが世界最長のつり橋…」とその姿にしばし見惚れるミモロです。
「あーなんて気持ちいいんだろー」とミモロは、デッキの椅子で寛ぎます。
そのうち、ウトウトと眠ってしまったよう。
毛皮なのであまり日焼けは気にならないミモロです。
時々、目を覚まし、周囲の景色を眺めます。
青い海に浮かぶ小島の景色は、瀬戸内海ならではの穏やかで、明るい景色です。
しばらくして「なんか島が近くなって来たー。あれが小豆島かも…」
いよいよ目的の小豆島がすぐそばに。
「さぁ下船の準備しなくちゃー」と、気の早いミモロは、お友達のそばに戻り、再び車へと乗りこみます。
「わーどんな島なんだろ?」と、ウキウキするミモロです。
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