お花を育てるのが得意なミモロ。マンションのベランダのフラワーコンテナーに、この夏もいろいろなものを植えていました。
でも、ミモロが、ずっと気がかりだったのが、朝顔です。
ベランダ一面に、大きな葉を茂らせたのに、全然花がつきません。しかもだんだん葉っぱが黄色くなって、枯れ始めたものも…。
「どうしちゃったんだろ？お花とうとう咲かずに終わっちゃうのかも…」と、毎朝、ベランダの天井まで伸びた朝顔の葉を見上げては、「ふー」とため息を…。
そんなある朝…
「ワー見てー」とベランダから大きな声が。
なんと諦めかけた矢先に、朝顔が花を咲かせました。
朝顔にしては、小さな花ですが、なんとも可憐でかわいい花です。
「やっと咲いてくれたー。心配してたんだから…」と、感激のあまり涙目になっているミモロです。
もう夏も終わり…でも、なんとか花を咲かせることができてよかったー。
「ちょっと種を蒔くのが遅かったかも…ごめんねぇー」と、朝顔に謝っています。
きっとのんびり屋さんの朝顔だったのかも…。
「ねぇ、こっちも見てー。東京から持ってきたドングリを植えたら、芽が出て、こんなに大きな苗になりました」東京にいた時に近所の公園で拾ったドングリです。
スクスク育って、50センチを越す苗に。
「今年は、これでお素麺、何度も食べたよねー」と、小さな苗を植えたシソの葉もこの通り。
やっぱりミモロは、植物を育てるのが上手です。
ミモロのベランダは、まだ夏景色。
ところが、昨日の朝、近所の散歩に出かけたら…。
「なんか秋っぽくない？」平安神宮の鳥居のそばの街路樹が、黄色になっています。
神宮道の並木も、なんとなく秋を感じさせる色…。
図書館の前のベンチは、ヨーロッパを思わせる雰囲気。
「あれー暑い暑いって思ってたけど、やっぱりもう秋が近づいているんだー」
「でも、もしかして、葉っぱが黄色くなっているのは、暑さのせい？」
紅葉なのか、暑さで枯れかけているのか、悩むミモロです。
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