2013年の大晦日は、京都では、さまざまな神社で、年越しの神事が行われます。ミモロの家のご近所にある「平安神宮」では、「年越の大祓(としごしのおおはらへ)」が、午後15時から始まります。


大祓とは、日常の暮らしの中でついた、心の罪や穢れを、祓い清め、すべてをリセットして、新たな気持ちで、清々しく新年を迎えるための神事です。年に2回、6月末と12月の晦日に行われ、穢れを取り去ることで、夏や冬の病や禍から心身を守る願いが込められているのです。。
人形(ひとかた)に穢れを託し、それをお祓いしていただきます。
あらかじめ、名前を書いた人形を受付で納め、神事に参加するミモロです。


境内の一角に設けられた場所で、神職よりお祓いの神事が…。


参加する人たちが、お祓いを受けている間、「大祓詞(おおはらへのことば)」に、みんなで声を揃えます。
「うー漢字がいっぱい…神様のお名前って呼び方むずかしいんだよねー」と。
「大祓詞」の内容は、さまざまな神様たちに、日本の国の安らぎを、また人々の穢れや罪を祓ってくださいとお願いするもの。
京都に暮らすと、神事の祝詞や、坐禅の後の般若心経などを口にする機会が多くなります。「何度も口にするけど、ちっとも覚えらない」というミモロでした。
境内での「年越の大祓」の後、参加者は、神職の後に続き、拝殿へと進みます。そこでは、除夜祭という、やはり1年を感謝し、新しい年の泰平を願う神事が…。
すべてを終えて、拝殿を出ると、「キャーカワイイ…」と参加なさった方に声を…。

「神様に穢れをリセットしていただいたから、なんかサッパリした感じ…」

「来年もがんばろう!」と、

さて、大晦日の夜19時過ぎからは、「八坂神社」で「をけら火」が受けられます。



長い縄に神さまから頂いた火をともし、その火で、お雑煮を炊いたり、神棚のロウソクに火を移し、無病息災を願う、京都ならではのもの。
でも、今や、竈に火をともすこともなく、火が付いた縄を持って、バスや地下鉄など公共交通に乗車できないため、火縄をクルクルと回す人の姿が、年々減少しているように思われます。自家用車や徒歩の人しか、火を家まで持ち帰るのが、困難に…。「でも、火を消した縄でも、家内安全や火伏のご利益があるんだってー」と、ミモロも「をけら火」をつけた縄が欲しそう…。「でも、今から寄る所あるし~」と、今年は、八坂神社では、参拝だけ。


境内には、おみくじや御守を扱うテントと巫女さんの準備も完了。初詣の人たちを待ち構えます。


次々に訪れる初詣の人たちで、境内は、次第に混雑。23時には、入場制限が。
境内に通じる、すべての門が一時閉鎖され、0時に備えます。
その頃、ミモロは、昨年も訪れた祇園のお茶屋さんで、年越しそばを頂いていました。

「ごちそうさまでしたー。新年もどうぞよろしく…」と、お茶屋さんのお母さんにご挨拶を…。
花見小路から、四条通に出ると、すでに通りは、交通規制で、多くの人が、八坂神社の前に溜まっています。「東大路通を歩けない…どうしよう…」と。警備中の警察官に尋ねると、「八坂神社を南側からグルリと回り、知恩院の道にでてください」と。「まぁ、それほど遠回りじゃないから、まぁいいかー」と、夜の道を進みます。
ゴーン「あ、知恩院の鐘の音?」2014年を迎えたことを、京都各所の寺院の鐘が知らせます。

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