京都のお正月と言えば、「白味噌雑煮」。

東京生まれのミモロにとって、京都の白味噌雑煮は、京都に暮らすまで馴染みのない味。
ほんのり甘い白味噌の汁の中の具材は、焼いてない白餅、ねずみ大根、小芋がベース。「なんか白くて、丸いものが多いねー」と。それは1年まるく人と争わないようにとの願いを込めているからなのだと…。その中に金時人参が、赤い色を添え、紅白のおめでたい感じもいっそう。
白味噌雑煮といっても、それぞれの家庭に微妙に入っている具材に違いがあります。生麩や菜っ葉を添えるところも。「具材って、すべて別にあらかじめ煮るんだー」。そう、ミモロの知る関東風の雑煮は、餅以外の具材を全部お鍋の中で煮て、そこに焼いたお餅を入れるもの。
京都では、元旦は、白味噌雑煮。そして2日は、すまし汁の雑煮をいただく家が多いそう。「両方食べれていいね!でも、冷え込む京都の冬には、このまったりとした白味噌雑煮の方が、体が温まる気がする…」とミモロ。

また鉢には、たたきゴボウと棒だらと芋の煮つけ。これも京都で昔から食べられる正月の味。


「どっちもよくお味がしみてて美味しい…」。ゆでたゴボウをすりこぎで叩くのは、だし汁、醤油、酢、みりんなどの味がよく内部にしみるようにする工夫。ゴマをたっぷり絡めたゴボウの美味しさは、格別。また、棒だらと里芋の煮つけは、手間をかけてコトコト煮付けるもの。京都の正月料理の定番のひとしなです。
「ミモロちゃん、明けましておめでとう…はい、あーん」

品数多い料理を次々にいただきます。もちろんお屠蘇も忘れずに…。

さて、初詣は、お友達の家族といっしょに、桂川の西に位置する「松尾大社」へ。


ここは、京都最古のお社のひとつ。平安時代には、下鴨・上賀茂神社と共に、王城鎮護の神として崇拝されていました。境内から湧き出る「亀の井」は、名水のひとつで、多くの酒造業者から厚い信仰を集めています。だから、境内には、奉納されたお酒がずらり…

多くの参拝客で賑わう境内。ミモロは、本殿まで近づけず、ちょっと離れた場所から参拝を…。


前にも訪れたことがあるミモロ、松尾神社に関する詳しいリポートは、「ミモロ、松尾大社」で検索してくださいませ。
「あ、樽うらないがあるー、みんなでやろうよー」と、5メートルほど離れた場所にある樽を目がけて、矢を放ち、中心に当たると、御守などが頂けるもの。1度やったことがあるミモロ、お友達に助けてもらいながら、矢で的を狙います。


「ミモロちゃんスゴイ~。今年いいことあるんでじゃない?」と、お友達に言われてうれしそう。調子に乗ったミモロは、やはり境内に設けられた招き福のくじ引きに挑戦。500円で1回福引ができて、自転車などの豪華景品が。
「自転車…欲しいなぁー」と、可愛いピンクの自転車を憧れの目で…。「弓矢で、大吉当てたから、今度もきっと…」期待と気合を込めて、クジにチャレンジ!

「はい、残念…はずれーお菓子どうぞ…」と、「う~ダメだったー」


境内には、いろいろな屋台がずらり…。
「キャーこの飴かわいい…」


また、みたらし団子も…。


それから、よみがえりの水との別名をもつ「亀の井」で、その名水を飲み、天狗岩のある「霊亀の滝」にも参拝。健康を祈願しました。



お友達と行った初詣…今年の幸運を願います…。
寒さを和らげるためにともされた火。

*「松尾大社」の詳しい情報は、ホームページで…

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