ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

伝教大師 最澄の自作と伝えられる歴史ある恵比寿像。粟田神社の「出世えびす祭」で公開。

2014-01-12 | 祭事・神事・風習

京都で恵比寿様をお祀る神社で、1月9日から11日まで行われるゑびす祭。東山エリアでは、八坂神社の「祇園蛭子社」と「京都ゑびす神社」が有名です。でも、見逃せないのが、東山、蹴上にある「粟田神社」の「出世えびす祭」。
ミモロが、よくお詣りにゆく地元の神社です。
 
粟田神社は、秋に行われる大祭で、祇園祭の山鉾巡行のルーツともいわれる剣鉾巡行、知恩院と合同でおこなう「れいけん祭」、青森のねぶたのルーツともいわれる「大燈呂」など、日本の祭りの原点に係わるような祭を、今に伝える、平安時代に創建されたと言われる歴史ある神社です。

その神社の歴史あるもののひとつが、「出世えびす」さま。「出世恵比寿神社」は、粟田神社の摂社のひとつで、創建時は不詳ですが、もともと三条蹴上の谷に奉祀されていたそう。その谷の名前も夷谷と呼ばれます。

源義経が、まだ牛若丸と呼ばれた幼少の折、源氏再興の祈願をしたというのが、この粟田神社のえびす様。そのご利益から、見事、源氏再興を成し遂げたことから、「出世えびす」または「門出えびす」と呼ばれるように…。

9日から11日は、境内に福笹や御守が並びます。
 
ミモロは、ここの鯛の鈴が大好き。「いい音色がするんだよー」と、今年も。
家の玄関や台所の高いところにお祀りするお札。「これで家内安全、商売繁盛だよねー。あ、ここのえびす様は、出世えびすだから、世の中に、認められたり、昇進したりするご利益もあるんだってー」。ミモロも、次第にその名が知られるようになったのは、このえびす様のご利益かも…。


粟田神社の本殿の北側にある「出世恵比寿神社」へ、さっそくお詣りに。「これからも、どうぞミモロをよろしく…もっとみんなに笑顔が送れますように…」と深々と頭をたれ、祈願。
この祭りの間だけ、特別に扉が開けられ、えびす様を直接拝むことができます。

日本最古クラスの寄木造の恵比寿像と言われ、また比叡山、延暦寺を開山なさった伝教大師 最澄の自作と伝えられる像です。大きく口を開き、笑っているようなお顔。手には、釣竿と釣り上げた鯛をお持ちです。
「えー最澄さまの自作なの?スゴイー。どうしてここにいらっしゃるのかな?」詳しいことは、パンフレットにものっていませんでした。

さて、参拝を終えたミモロは、「甘酒の振る舞いがあるんだよー」と、毎年楽しみにしている甘酒を頂きに。
「ミモロちゃん、いらっしゃいー。あったまるよー」と、氏子さんたちがご奉仕する甘酒を。生姜をいっぱい入れて、いただく甘酒は、ほんのり甘く、体の芯から温まるよう…。

平安神宮の大きな鳥居など、町が一望できる神社の境内。「今年もがんばるぞー!」と、改めて心に誓うミモロでした。

*「粟田神社」の詳しい情報は、ホームページからどうぞ…。





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