亀岡市に来ているミモロ。市内を見学することに。訪れたのは、西国三十三所観音霊場の21番札所の天台宗「菩提山 穴太寺(あなおうじ)」です。


ここは、慶雲2年(705)に文武天皇の勅願により大伴古麿によって創建されたと伝えられる丹波でも屈指の古刹です。
仁王さまがお守りする「仁王門」から境内へ。亀岡市で唯一の木造塔といわれる「多宝塔」が参拝者を迎えます。


江戸時代に再建された本堂(観音堂)は、京都府指定文化財です。


ミモロが訪れたときは、特別拝観の期間中。


ミモロは、拝観受付をしている方丈のある「円応院」から渡り廊下を経て、本堂へと向かいます。
勾配がある渡り廊下。「窓も平行四辺形になってる~」

さて、本堂は、残念ながら撮影禁止なので、お話だけで…
内部には、花鳥風月を描いた格天井があり、ご本尊が安置される内陣は、さまざまな彫刻や彩色が施されています。
ご本尊は、薬師如来と観世音菩薩を祀ります。共に秘仏で、観世音菩薩は33年ごとの御開帳。そして薬師如来は、開帳の記録はありません。普段は、御前立の観世音菩薩が参拝者を迎えています。
また、ここの観世音菩薩さまは、身代わり観音さまとして、多くの崇敬を集めているのだそう。
本堂には、鎌倉時代の作といわれる「釈迦如来大涅槃像」もいらっしゃいます。なんでも明治29年に、本堂の屋根裏から発見されたお像だとか。諸病を癒すご利益があり、自分の病のある部分と同じ部分を撫でると、病気が平癒すると信じられ、今も大勢の方が参拝しています。「お釈迦さまお布団で寝てる~」とミモロ。この厚手の布団は、病気平癒が叶ったお礼に信者の方が納めたもの。
また特別拝観の時には、「厨子王丸肌守御本尊」と伝えられる10センチほどの小さな仏像が拝観できます。
本堂の参拝を終えたミモロは、名園といわれるお庭を拝見に、再び渡り廊下を経て、「円応院」へと移動します。

江戸時代に建てられたといわれる建物は、広い座敷のある書院造り。


見事な襖絵が、この建物の格式の高さを伺わせます。

そして、南側に広がる庭園は、四季折々の花々が彩る名園として知られます。

「なんか落ち着いた景色~」
さらに西側の庭も、新緑が美しく、磨かれた床にもその景色を映し出していました。

*「菩薩山 穴太寺」京都府亀岡市曽我部町穴太東ノ辻46 0771-24-0809 拝観時間8:00~17;00 拝観料500円 交通 JR亀岡駅から京阪京都交通バス穴太寺循環(59、34系統)で
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