6月24日に行われた、西山の「柳谷観音 楊谷寺」の「あじさいまつり」にやってきたミモロとお友達は、紫陽花のお花をかたどった和菓子とお抹茶をいただいた後、特別公開されている上書院へと移動しました。
「ヨイショ」上書院には、お清めのお香をまたいではいります。

2階に上がると、そこは、名勝庭園「浄土苑」を一望できるお座敷が…

床の間には、狩野常信の軸がかかっていました。「お軸拝見しよう~」

縁側から覗くと、目の前に楓の枝が伸びています。「わ~青紅葉きれい~」


秋の紅葉も、さそや見事なことでしょう。
そこを出ると、「心琴窟(しんきんくつ)」が…水滴の音を楽しむ「水琴窟」で、より五感で感じてほしいというご住職の思いから名付けられたもの。
「うん、いい音する~」と竹に耳を当てて、静かに落ちる水の音に、しばし集中するミモロです。


と声を掛けてくださったのは、このお寺のお庭のお世話などをなさっている、長岡京市の「梅鉢園」のご主人。以前、お目にかかったことがあり、覚えていてくださいました。「ここ来たの初めて?」「はい、初めてです。お庭立派ですね。それにすごく広い~」とミモロ。多くの神社仏閣がある京都において、庭師さんの活躍はなくてはならないもの。美しいお庭の蔭に、多くの方の手間がかかっていることを見逃せません。
ミモロたちは、そこからさらに山の上へ続く回廊を進みます。


回廊に沿って植えられた紫陽花。階段をのぼりながら、眺めることができます。


「わ~まだ階段ある~」



境内の最上部に位置する「奥之院」は、「洛西観音霊場第10番札所」で、子宝・安産の観音さまとして崇敬を集める場所。なんでも江戸時代、第113代東山天皇の皇妃が、ここで出産の無事を祈願され、中御門天皇をお生みになったそう。
「奥の院」からは、西山らしい景色が広がっています。

「さぁ、紫陽花の道歩いて下に降りよう~」


ミモロは、今を盛りの紫陽花を見ながら、緑の中を歩くことに・・・。
途中、円山応挙などの作品が収蔵された「寺宝庫」も見学。
そして最後に訪れたのは、眼病平癒の霊水といわれる「弘法大師の独鈷水」のところです。

弘法大師が眼病平癒を祈願した霊水で、第112代霊元天皇の眼病を治療したといわれる霊水なのです。


社の前には、水くみ場があり、ここの水は決して枯れることがないそう。
「目の病気にきくんだって~。たくさん飲んだら?老眼にも効き目あるかもよ~」とミモロ。

ひんやりとした水は、喉の渇きを癒してくれました。
毎月17日の縁日が有名ですが、その日も、午前中のみ「上書院」の特別公開が行われます。また境内の四季の花々をあしらった期間限定の御朱印も人気。
七夕間近のこの時期、願いを書いた短冊が下がる竹も訪れる人を迎えます。

*「柳谷観音 楊谷寺」の詳しい情報はホームページで
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