お友達とランチを楽しんだミモロは、「がんこ 高瀬川 二条苑」の中を見学することに。
「こっちから行ってみる?」


壁にある建物の案内図。「お部屋たくさんあるね~。お掃除大変そう~」とあくまで庶民感覚のミモロです。
角倉了以が作ってから、何人もの主が使ったこのお屋敷は、時代の中で、さまざまな改装が繰り返されてきたのです。


中庭を囲むように続く部屋。現在、お座敷は、「がんこ」の料理を楽しむ人のためのお部屋になっています。
「広くて迷子になりそう…」

ミモロは、歩きながら、いろいろなお部屋を覗きます。「お茶室もある~」


川を望む茶室からの眺めは格別です。

「お庭も散策できるんだって~」と、サンダルを借りて、お庭へ。


江戸時代からの面影を留める庭には、小堀遠州が作庭したところも。茶室が庭の中で、いっそう趣を添えています。

「ホント立派なお庭だこと~」

鴨川引かれた水が池を見たし、高瀬川へと流れます。
「わ~大きな石橋」吉野石を使った長い石橋。


ときどき立ち止まっては、庭を鑑賞するミモロでした。

夏には、鴨川に床が設置され、川風の涼にひたりながら、景色と料理が楽しめます。


「みんなで来たら楽しいね~」
ともかくこのお庭には、大きな石と大きな石灯籠が目立ちます。

「大きな石を運ぶのすごく大変だけど、きっと運搬事業をしていた角倉了以さんだから、運ぶの得意だったのかも~」と勝手に想像するミモロでした。

緑の木々が茂る庭は、実は、町中。そばには高い建物が聳えています。

実は、このお庭は、一般の人も見学可能です。ここを訪れる外国人観光客にとっては、大変興味惹かれるお庭らしく、カメラ片手に撮影をする人が目立ちます。
歴史あるお屋敷。そこで過ごすひとときは、とても京都らしいもの。



「がんこ」が、維持・運営する「お屋敷 がんこ」は、維持に費用がかかり、また保存・修復などにも手間がかかる歴史的建造部を活かす方法のひとつとして、関西・関東に広がっています。
歴史的建造物の維持・保存のために、一般公開して見学料金を徴収するスタイルもありますが、それだけでは維持の費用は賄えないのが現実です。建物は、利用してこそ生きるもの。「がんこ」だけでなく、いろいろな飲食関係会社が、同じような取り組みを全国で展開しています。
お客様を迎えることで、庭の整備にも費用が当てられます。
歴史のある建物の維持ができず、それを壊さざるを得ない場合も多く、そこには新たなビルが建てられるケースも多い京都です。もちろん、そのような状況は京都だけに限らず、全国各地にあるはず。
「もう、こういう建物、今は作れないもの・・・大切にしたいよね~」と思うミモロです。
*「がんこ 高瀬川 二条苑」などの詳しい情報はホームページで
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