ミモロとお友達は、週末に京都の北、鷹峯から山道を経て、府道31号線を進む森のドライブに出かけました。
「なんかすごく山道上って来た感じ~」とひと休みしたのは、「京見峠」です。


標高446メートルに位置する「京見峠」は、その名のとおり京都の町を一望できる場所。昔から、京都に入る交通の要所として、若狭からの街道でもあることから関所も置かれたそう。
南北朝の動乱を描く「太平記」にも、この峠の記述が登場するそうです。
延元元年(1336)に都を追われた後醍醐天皇が、足利尊氏らとの合戦に際し、ここに陣をはったのだとか。
「ホント、京都の町が見えるよ~」と、そこから少し離れた場所で、ミモロは声を上げました。


「あれ、五山の送り火のところ、比叡山も見える~」とその景色に見惚れます。夜景も素晴らしいそうですが、夜、ここまで来るのは、結構度胸が入りそうです。「だって山道真っ暗じゃないの~」と思うミモロです。


大きな石碑は、京都の詩人 島岡剣石がここで詠んだ歌が刻まれています。
「うつせみの寂しさ故におく山の 辛夷(こぶし)は白く鎮(うず)もいて咲く」
この辺りは、周囲の大きな木を山の神として祀る信仰の場所でもあったとか。
そこから、ミモロたちは、さらに峠の道を進みます。


井上陽水さんの「夏休み」の歌が浮かぶ景色です。(ちょっと古い?)
ここは書家でも知られる小野道風を祀る「道風神社」。



社殿まで、深い杉林の中に続く石段を進みます。


この辺りは、小野一族が暮らした場所。氏神としても崇敬されているのです。
ひっそりとした境内、ミモロの耳には、杉木立を渡る風の音と時折静寂を破る鳥の声が届いています。

「あ、泉かな~」


この池は、「積翠池」で、水を汲んで硯の水にすると書道が上達するのだそう。
またそばには、「和香水」と書かれたものが。

「あれ、どこ?キョロキョロ」そばに石組された場所がありますが、水の姿は見えませんでした。
境内の奥には社が・・・「不動明王」をお祀りしています。


「こっちにも社がある~」と古い社に近づきます。

「あれ~おみくじだって~」そこにはおみくじの道具が・・・

「どこにおみくじの紙あるんだろ?キョロキョロ」一般的にある紙のおみくじはありません。その代わり、板にかかれたものが。

「これエコのおみくじだね~」。確かに紙に書かなくても、読めばわかります。おみくじを枝などにしばりつけるより、エコですね~。「でもこれだとおみくじ代、神社がもらいにくいんじゃないの~」と現実的なミモロ。
でももしかしたら、自分で読むだけでも100円納めて、おみくじを引くのもあり・・・かもしれませんね。
大吉のおみくじを引いたミモロは、うれしそう。「なんかお腹空いちゃった~グ~」と、すでに14時近くなっていたことを、お腹が教えてくれました。では、ランチに行きましょう。「こんな静かな場所にランチするとこあるの?」

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