ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

蓮の花咲く「三室戸寺」。福徳・金運・勝運などにご利益がある牛やウサギとの出会いも

2018-06-16 | 寺社仏閣

宇治に来ているミモロは、「ここまで来たら、今、紫陽花がきれいな『三室戸寺』まで足を伸ばそう~」と。JR宇治駅と京阪宇治駅からは、この時期、1時間に2本くらいで、「三室戸寺」への直通バスが運行されています。それに乗って約10分ほどで目的地に到着。「歩いても20分くらいらしいけど、やっぱりバスが楽ちん」。参拝者で平日にも関わらずバスは満員。
京阪宇治駅からの乗車では、座ることはできません。時間があれば、JR宇治駅からの乗車がおすすめです。
 
入口の山門のそばには、大きな紫陽花がお出迎え。境内には1万本の紫陽花が今、身ごろを迎えているのです。

「紫陽花見物する前に、まずは本堂に参拝しないと~」と、さすがミモロ。まずは、本堂へと向かいます。
「え~この石段上がるんだ~」目の前に現れたかなり急な石段。それをがんばって上って、本堂へと至ります。

「わ~キレイ~」そこには、蓮の花が…。ここは、春はツツジ、シャクナゲ、紫陽花、蓮、そして秋は紅葉と四季を通じ、花が楽しめる場所。蓮と紫陽花が両方楽しめる初夏は、特に大勢の人が訪れます。

 
「お寺には、やっぱり蓮がよく似合うね~」清らかな蓮の花は、まさに極楽浄土を思わせる景色です。

さて、「三室戸寺」は、本山修験宗の別格本山で、ご本尊の千手観音菩薩をお祀りする西国三十三所観音霊場第10番目の札所です。

宝亀年間(770~780)に山奥の清流の岩淵より出現されたという観音さまをお祀りして創建されたと伝えられます。


本堂に参拝したミモロは、そこから振り返ると、大勢の人が列を作っている場所を見つけます。「なんだろ?」
そこには、大きなウサギの石像が…「狛犬」ならぬ「狛兎」です。
 

「なんでウサギがいるの?」とミモロ。このお寺のあるエリアは、古来より「兎道(うじ)」と称されていました。「だから宇治になったの?」そうかも…。応神天皇と宇治の豪族和邇氏の娘の間に生まれ、仁徳天皇の弟となる兎道稚郎子が、ここに来たとき、ウサギが道案内したという伝承があって、本堂の裏山は、彼の古墳だとも言われているそう。

それにちなみ作られた狛兎は、高さ150センチの大きなウサギです。
参拝者が列を作っているのは、このウサギは「福徳兎」といわれ、ウサギがもつ玉の中の卵を立てれば、運気がアップするといわれているから…。「ミモロもやりたい~」とさっそくトライ。
中を覗くと、石の卵がありました。
「ヨイショ!むずかしい~」
バランスをとるのにコツがいる卵でしたが、無事に立てることに成功。ミモロの運気もますますアップ!!!???

「あ、こっちには、牛さんがいる~」ウサギのそばには大きな牛が鎮座しています。「天満宮みたい~」とミモロ。
この牛は、「宝勝牛」とも呼ばれる勝運にご利益があるのだそう。

牛の口の中にある玉に触るといいと聞いて、さっそく口の中へ。なんか食べられそうなミモロです。
「グリグリ」と口の中の玉をまわします。「虫歯ありませんね~」とミモロ。

またお腹に穴があります。その中を覗くと、中に木製の牛がいました。
「仔牛?」
なんでも、昔、虚弱な牛を飼っていたお百姓さんが、お寺に牛を連れて来たところ、牛は玉を吐きだし、その後、元気になって立派な牛に成長したそう。強い牛と戦う闘牛に出場し、勝利し賞金を…。それを元手に長者になったお百姓さん。牛が運気をもたらしたと評判になったというお話です。

体内の牛は、その玉にちなんだものだそう。ここでもミモロは、勝運をゲットしました。

さらに石段のそばには、不思議な石像が。おじいさんの顔とヘビの体をもった「宇賀神」です。
財運・金運がつくといわれるヘビ。ここでも尻尾を撫でると金運・財運アップになるそう。
「ゴシゴシ~」しっかり撫でるミモロでした。

「なんかたくさんパワーいただいたみたい~」とミモロ。さぁ、そろそろ紫陽花を見に行きましょう。
「この石段降りるのちょっと怖い~」とミモロ。下りの方が苦手なミモロなのでした。


今が盛りの紫陽花・・・さぁ、ゆっくり鑑賞しましょうね。

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