ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

女性に大人気のパワースポット「市比賣神社(いちひめじんじゃ)」。女性だけの厄除け、開運の神社

2013-04-20 | パワースポット


「女性を幸せにしてくれる、女性のための神社があるのよー」と、お友達から聞いたミモロ。
「えー絶対にお詣りに行かなくちゃ!だって、ミモロも女の子だもーん!」と、ハリキッテ出かけたのは、河原町通と五条通の交差点から、南に下がった場所にある「市比賣神社」です。



この神社の歴史は古く、創建は、桓武天皇の時代の延暦14年(795)とか。つまり平安遷都(794年)の翌年にできた神社で、京都の発展に深い関わりをもっています。そもそも創建されたのは、当時、京都の市場の守護神としてのお役目のため。そう思うと、「市比賣」の文字に、市場のイメージが漂います。もともと堀川の西、七条の北あたりにあり、現在の場所には、天正10年(1591)、豊臣秀吉の時代に移転鎮座されました。商売繁盛の神様としても、厚い信仰を集めています。現在も京都中央市場には、守り神として分社が祀られ、全国の市場にも、「市比賣社」が祀られているそうで、ここが、その本宮となります。


ご祭神は、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、市寸嶋比賣命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)、神大市比賣命(かみおおいちひめのみこと)、下光比賣命(したてるひめのみこと)とすべて女性の神様たちです。そのため、昔から、皇女や公家の女性たちからの信仰も厚く、良縁、子授け、安産などのご利益が…

「女性の神さまばかりだから、女性の悩みがよく理解されて、お願い事が叶うんだー」と納得のミモロ。

さっそく参拝へ。まずは、龍のお口から出る水でお清めを。

そして本殿前へ。
「うー届かない…ねぇ手伝ってー」

はい、はい…ちょっと待ってね…無事に鈴を鳴らして、お願いを…。


しばらく深々と頭を下げて、ブツブツなにか言いながら、お願いをするミモロです。

さて、コンパクトな境内には、見どころ、お願いどころがいろいろ…。
まずは、毎日のように使うカードに感謝するカード塚。

ここでカードを清め、よりいっそうの働きをお願いします。

カード型お守り(600円)も、この神社の人気のお守り。
「することなすことうまくゆく HAPPY CARD」で、自分の名前を書いて、お財布などで携帯を。有効期限は1年。翌年、再び発行していただきます。


また、歴代の天皇の産湯に用いられたと伝わる名水「天之真名井(あまのまない)」。現在も名水として茶、生け花、書などに用いられているそう。


「なんか美味しそうなお水…」
この日も次々にこの水をポリタンクに入れ、持ち帰る人が…。

さらに、人気なのが、「姫みくじ」(600円)。可愛らしい姫だるまの姿で、中におみくじがはいってます。

ここは、姫だるまに、お願い事を書いて納める場所。たくさんの姫だるまが並んでいます。
「いろいろお願いすることあるよねー」とミモロもお願いを…。

週末は、全国から訪れる女性参拝者で、境内は、いっぱいに。

「女性の悩みっていろいろあるのよねー」と、ミモロ…。

*「市比賣神社」の詳しい情報は、ホームページで





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「京都市国際交流会館」の日本庭園無料開放・・・そして深夜「知恩院」の三門で叩く木魚

2013-04-19 | 京都


初の写真展である「ネコのミモロの京都案内写真展」の開催が10日後に迫り、ミモロも29日に向けて、最後の追い込みに…。「だから、あんまりお出かけできなくて…」と。
でも、気分転換のため、ご近所のお散歩は、欠かしません。

「そろそろ藤の季節だよねー」
「京都市美術館」の裏側にある日本庭園の藤棚にもちらほら花が見えてきました。
「来週は、きっとキレイだねー」池の畔の藤棚の下では、爽やかな風の中、お弁当を広げる人の姿も。

ミモロは、そこから、トコトコと疎水沿いを歩きます。

桜が見事だったインクライン。そのすぐ近くに「京都市国際交流会館」があります。

そこで見つけたのは、「日本庭園無料開放」の掲示。
「えーこんなとこに、日本庭園があるんだー」。その看板に誘われて、ミモロは、会館の建物を抜けて、庭へと向かいます。

「へーこんなお庭が…知らなかったー」と。

実は、この「京都市国際交流会館」の敷地は、蹴上発電所の一部に、大正15年に、建てられた京都市長公舎と迎賓館があった場所だそう。
会館に用意された資料によると、迎賓館の建物は、明治35年にできた京都市水利事務所だった洋館を移築、また和風館は、大正14年に京都市本庁舎から移転したものだとか。

それらの建造物は、1989年に、この施設が建設された時に、取り壊され、唯一残ったのが、この庭園です。



「へぇーここに迎賓館があったのー。どんな姿の建物だったのかな?」とミモロの想像は膨らみます。

先週までは、きっと桜も咲いていたのでは?今は、しだれ桜の花がわずかに残り、それに代わって、みずみずしい若葉が、庭を包もうとしています。


今回の公開にあたり整備された庭には、白砂の枯山水が登場。池の水は、岡崎エリアの他の日本庭園同様、疎水の水が引かれています。


建物沿いに、庭を見るコースが。

大きなお庭ではないので、迫力や見応えには欠ける感じはありますが、気持ち良いお庭です。

「京都市国際交流会館」の日本庭園無料開放は、4月21日まで。10:00~17:00です。

庭を拝見した後、ベンチでひと休み。
「風が爽やかでいい気持ちー」思わず眠たくなるミモロ。「あ、いけない!おうちで写真展の準備しなくちゃー」と、眠気を払い、再び作業に戻るため、トコトコとおうちへと向かいました。


さて、この日の深夜…

ミモロは、お友達と待ち合わせして、「知恩院」へ。
法然上人の御命日の25日まで、「知恩院」では、毎年、1週間にわたり連日、さまざまな大切な法要や行事が営まれる「御忌大会」が。全国から浄土宗の僧侶が大勢、ご法要のため入堂するのです。

4月18日の20時から、翌日の7時にかけて、国宝三門の楼上では、「ミッドナイト念仏in御忌(ぎょき)」が。これは一連の行事のひとつで、法然上人の徳を慕い、訪れた人が、みんなでリズムを合わせ、木魚を叩きながら、お念仏「南無阿弥陀仏」と称えます。だれでも、時間内、自由に参加、退出できる一般に開放された法要です。

三門の近くに来ると、その木魚の音がすでに響いています。

「わー上から木魚の音がするよー」と、ライトアップされた三門を見上げます。

「ミッドナイト念仏in御忌」は、すでに20年以上おこなわれている法要のひとつ。
通常非公開で、特別拝観のときでも、深夜上ることができない国宝の三門。この夜は、開放され、だれでも無料で上ることができます。

さて、急な階段を上って楼上に上ると、深夜の京都の町が一望…。

そして中に入ると、楼上にいらっしゃる宝冠釈迦牟尼仏と、十二羅漢の仏像が、薄明りに浮かび上がり、そのお姿に見とれてしまいます。周囲の天井、壁、柱を埋め尽くす極彩色の天女や龍などの絵や文様も、いっそう荘厳な雰囲気を漂わせています。

ミモロも、楼上にずらりと100個以上並べられた小さな木魚の前に座り、他の参拝者のリズムに合わせて、木魚をポクポクと叩きます。「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…」小さな声で唱えながら、正面の釈迦牟尼仏を見つめると、何とも不思議な心地に…。

深夜の参列者は、なんと20代の若者がほとんど…。外国人の姿も目立ちます。聞くと、ツイッターなどで、この法要を知って、参加している人が多いとか…。
「このところ、本当に若い人たちの参加が多いんですよ。以前は、深夜からほとんど人がいなくて、お寺のもので、木魚の音を絶えさせないようにしていたんですが、最近は、その心配は無用に…」とお寺の方。
どうも年配者は、すでに眠っている時間かも…。夜に強い若者が無心に木魚を叩いています。

でも、さすがに深夜2時から明け方の4時頃は、参列者は少なくなるそう。そして、明け方は、朝に強い年配者の参加が急増。

「へー毎年やってたんだー」とミモロ。実は、この4月18日は、ミモロが東京から京都にお引越しした記念日。
「もう、2年すぎたんだーいろんな人と出会ったねー」と、しみじみ時の流れの速さを思うミモロです。





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紙の和雑貨のお店「鈴木松風堂」。紙から生まれる斬新なキッチン雑貨が評判

2013-04-18 | ものづくり

京都の町中、六角通と柳馬場通にある「鈴木松風堂」。1階は、和雑貨のお店、そして2階は、紙の体験工房になっています。


ここは、お友達に「いろいろ面白い紙でできた雑貨があるから、行ってみてー」と言われ、さっそく出かけることに。
大きな店構えのお店。中に入ると、広い店内には、本当にいろいろな品が並んでいます。
壁面には、和紙がずらり。
ベトナムで作れたという白い紙は、表面に模様が浮き出た、とてもニュアンスのある紙。


「わーいろんなものがあるー。これ全部紙でできてるの?」

この「鈴木松風堂」は、明治26年の創業。初代の鈴木宇吉郎が、上海で手にした万華鏡をきっかけにお店をスタートしたそう。そのため、お得意は、螺旋状に紙を巻いて作る筒。以来、紙筒を中心に、さまざまな紙製品を開発。紙の無限の可能性を追求し続けています。

紙というと、一見弱い素材のような気がしますが、その強度、耐久性、幅広い応用力など、なかなか侮れない素材。

紙筒がお得意のこのお店には、紙でできたキッチン雑貨がいろいろ。

筒状の入れ物の定番、茶筒をはじめ、シュガーポット、携帯用の七味入れ、そして…やや長めのものが…
「これ、なに入れるものですか?」とミモロ。

「それは、パスタケースです。1人前100グラムのパスタが取り出せるように、口の部分に中蓋があるんですよ」と。

紙筒は、湿気を吸うため、中のものが、湿りにくいそう。砂糖、塩、お茶など、湿気を嫌うものを収納するのに適しています。

「紙の模様はいろいろあるから、選ぶ範囲がすごく広い感じ…。キッチンにこんなケースがあったら、楽しくなるね」と。そう、モダンなものから、和風のものまで、いろんな模様から選べるのが魅力です。

ここの和紙は、京友禅の染めの技法を使った型染紙。手作業で、丁寧に染めてゆくもの。
「だから、温かい感じがするんだー」

「わーこの紙皿ステキー」
紙皿は、白いものが一般的。でも、こんなにカラフルなら、食膳が楽しくなりそう。

さて、筒状のもので、ミモロが注目したのが、かなり長めの筒。

これは、ポスターなどを巻いていれるケースです。
大きなポスターや写真など、折ることができず、でも広げたままだと、しまいにくいし、傷みやすい…。そんなお悩みを解決するポスターケースです。
「これ、いいかも…」写真をしまうのに、悩んでいたミモロです。

また、筒だけでなく、箱状のものの種類も豊富。
大きな箱から小さな箱まで、サイズ、模様が、いろいろと。

「えーこんなものも紙でできるの?」最近登場して評判なのが、スマートフォンケース。
4枚セットで、変更も簡単。


「気に入ったもの見つかりましたか?」とお店の方。「はい、いろいろあって悩んじゃうー」と。

シンプルで、フォルムの美しいケースは、プレゼントを入れるのにいいかも…。


「紙の可能性ってすごいねー。何しろ品数が多くて…見るのが大変でも、楽しい…」


2階では、気軽に参加できる「紙の体験工房」が。自分の好みの紙を選び、茶筒や万華鏡ケースを作ったり、柄がデザインできるあんどんづくりなど、所要時間60~120分の体験が。当日予約も受け付けているそう。
京都の旅の思い出に、また、お土産探しに、ぜひ…。

*「鈴木松風堂」の詳しい情報は、ホームページから。






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「ドレクスキップ」北欧伝統楽器などによる独特の楽器編成の京都生まれバンド。踊りだしたくなるサウンズ

2013-04-17 | アート

地下鉄東西線「京都市役所前駅」の地下にあるショッピングエリア「ZEST御池」。
最近、スーパーマーケットや100円ショップ、無印良品をはじめ、回転ずし店なども出来て、以前よりかなり充実した感じ。ミモロがよくお買い物に行く場所です。

さて、ここには、ショップやレストランエリアの間に、多目的スペースがあり、さまざまなイベントが行われます。
ある日の夕方、いつものようにお買い物に出かけたミモロは、そのスペースから聞こえてきた軽快な音楽に、思わず耳をピクピク。引き寄せられるように、その音楽が演奏されているところへ向かいました。


申し訳ないのですが、いろいろなイベントをやっていても、たいてい素通りするミモロ。でも、この日は、お買い物も忘れたように、その場で、音楽に耳を傾けています。

この日、ステージをつとめていたのは、4人組のバンド。

「なんか素敵なミュージック…それに不思議な音色…」と、軽快なリズムに、思わずステップを踏んでいます。

このバンドは「ドレクスキップ」。学生時代を京都で過ごしたメンバーが結成し、プロとして本格的な活動を始めて、7年になるそう。

「やっぱりプロのアーティストなんだー。音が違う…」とミモロ。

「ドレクスキップ」が得意とするのは、北欧の音楽。なかでも伝統的な、どこか民族音楽を感じさせる曲。
演奏する楽器は、ギター、バイオリン、ヴィオラ、パーカッションなど、独特な楽器編成に加え、その楽器自体も実は、北欧独特のものなのです。

「アレー見たことがない楽器を演奏してる…なんだろ?」

演奏タイムが終了し、次のステージが始まるまでの時間、ミモロは、トコトコとメンバーのところへ。
「あのー。その楽器なんですか?どうなってる?」と演奏していた榎本翔太さんに尋ねます。
「これですか?この楽器は、14世紀を起源とするスウェーデンの民族楽器のニッケルハルパっていうんですよ」

どこかバイオリンのようにも見えますが、指で弦を押さえるのではなく、脇の木のボタンのような部分を押すと弦が押さえられる仕組みになっています。「えーよく見せて…」と、興味津々のミモロ。

「どうやって弾くの?」と伺うと、「こうやって弓で弾くんですよ」とミモロにも弓を持たせてくれました。

「こんな感じかな?」と、ミモロは、真剣な面持ち。

ほかにも、このバンドならではの独特の楽器が。
浦川裕介さんが弾くのは、北欧特有のチューニングがなされた、12弦ギター。


野間友貴さんが奏でるのは、5弦ヴィオラです。
(奥が野間さん)

そしてパーカッション担当の渡辺庸介さんは、アフリカ、ペルー、アイルランドなどの打楽器を巧みに操ります。

「これ、木の実?これも楽器なの?」と不思議そうなミモロ。

独特の楽器から生まれた「ドレクスキップ」の音楽は、北欧の伝統音楽を取り入れ、彼らならではセンスで生み出されたもの。思わず足を踏み鳴らし、体が自然に動いてしまうような、人間の根源に響く音で構成されいるように感じます。

だから、聞く人たちは、思わずその音楽に引きこまれ、知らぬうちに体を揺らしてしまうのです。



2009年にファーストアルバム「北向く風見鶏」をリリース。今年の夏には、4枚目のアルバムを発売予定。

活動は、実に精力的で、海外のアーティストとの共演をはじめ、年間ライブ本数は、150本を超えるそう。

本場北欧諸国でも高い評価を受ける、知る人ぞ、知る実力派バンドなのです。

この日「ZEST御池」での演奏は、全部で4回。
どの公演も、多くの人たちが彼らの演奏に足を止めていました。

ミモロもすっかり、彼らの音楽に魅了され、3番目のアルバム「それでも舵を取る」を購入。
「あのーサインしてもらえますかー」と、メンバー全員にお願いを。


「楽しかったー。また、聞きに行きますね」と、すっかりメンバーとその音楽が好きになったミモロです。

京都発の「ドレクスキップ」。その名前が、多くの人に知れ渡る日は、そう遠くないはず…。

*「ドレクスキップ」の演奏は、ホームページのYUOTUBEで聞くことができます。ぜひ聞いてみてください。また、公演スケジュールなども掲載されています。

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ミモロの町歩き。白川にある石柱と梯子・・・「これなぁに・・・」。ミモロの素朴な疑問シリーズ

2013-04-16 | 京都

初の「ネコのミモロの京都案内写真展」の開催が刻一刻と迫る中、連日、その準備に追われているミモロ。
「なんかたくさんやることあるねー」と、お友達が楽しんでくれるのを、夢見て、がんばっています。
その気分転換には、お散歩が一番…ということで、

ミモロは、この日も、よくお散歩で通る岡崎の疎水から流れる白川沿いをトコトコと…。ところで、

疎水から分かれ、白川が始まる橋の上から、川の流れを眺めては、いつも不思議に思っていることがありました。

「あれ、なんだろ?」
川に、石がニョキッと立っています。白川には、いくつか石の細い橋が架かっているので、あれもきっと橋だった…。「洪水か何かで、上が流されちゃってそのままになっているのかも…」とずっと思っていました。
「橋脚なのかねぇーでも、なんか変…だって、すぐ横に橋があるんだもん。」

その石柱は、疎水の橋のそばと、そこから25メートルばかり離れた位置にも。つまり2か所あるんです。


「2つも橋が流されちゃったのかなー」と…。「でもー川に梯子がいくつかついてる…」。

ちょっと錆た鉄の梯子が、川に…。

この白川は、水深30センチほど、夏にはよく子供たちが、水遊びをしたり、犬が水浴びをする姿が…。

ある日、ミモロは、ご近所の「荒井肉店」にお肉を買いに行ったとき、お店のご主人に、ふといつも不思議に思っていた、白川の石柱の話をしました。「あれーなんか変な感じなんですけどー」と。すると…

「あれは、昔、プールだったんですよー」と。「えープール?」
「疎水からの水を堰き止めて、夏の間、プールにして、泳ぎの練習をしたんです。石の柱をよく見ると、水を堰き止めるために板を入れるようになっているでしょ?」と。

「えーえーあんなところにプールがあったの!?」とミモロはビックリ。

確かによく見ると、石柱には、なるほど板を入れるにふさわしい切込みが。

「プールだから、梯子があるんだー」と、納得。

荒井さんも子供の頃、泳いだことがあるそう。

そう言えば、疎水でも、よく泳いだという話を聞いたことがあります。もちろん、今は、遊泳禁止。
昔は、今よりみんなおおらかだったのでしょう。水質基準もなかったのかも…。

「ここにプールが今もあったら楽しいのに…おうちから近いし、水着で行けたのにー」と、思うミモロです。

え?ミモロってネコなのに泳げるの…。

さて、ミモロが、ここを訪れた日は、まだ桜が少し残っていて、白川沿いを歩くと、時折、風で花吹雪が起こりました。

「わーキレイ・・・桜の絨毯みたい…」川岸の道は、まるでピンクの絨毯を敷いたよう。

長年、心に引っかかっていた白川の石柱と梯子の謎が解け、スッキリしたミモロは、軽い足取りで、桜の下を歩きます。

「今度お友達が、来たら、教えてあげるんだー」と。

白川沿いを歩いたら、ぜひ昔ここにプールがあって、子供たちが、遊んでいた景色を想像してみてください。なんか楽しくなりますよ。

かつて、スケートリンクもあったと聞く岡崎エリア。
「今も、ステキだけど、昔も、きっと楽しい場所だったんだねー」。
このエリアに住み始めて、2年。まだまだ知らないことがいっぱいのミモロです。


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